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平井和正の「近況+」過去ログです。

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 2004/01/15  少々お待ちください


パソコン断ちも本日で二カ月、どこまで続くぬかるみぞ、というのが実感だった。昨年は一月から涙目と目脂の嵐に見舞われて、一年間を過ごしたのだが、今年は天啓の閃きがあって、療法を変えた。それまでは薬石効なしだったのだが、冷たい風の中であっても、どっと溢れる涙が止んだ。新しい療法を採用して、本日でわずか一週間めなのだが、涙目と目脂の嵐が止んだのは事実だ。
しかし、四年間にも及ぶ眼精疲労がこのまま沙汰止みというのはやはり信じられない。あまりにも失望が続くと快癒という事態が信じられなくなるのである。
暗闇のなかでかそけき希望の燭光が見えてきた、ということであって、バンザイ三唱という気にはなれないのである。いずれ新しい療法については画像入りで詳しく解説してみたいと思っている。
さて、この画像は、新作七百枚の力作ながら、かえすがえすも口惜しい売り物にできない作品、[非売品]の表紙である。全員集合写真なのだが、残念ながら円君と妹のくるす、すばる、ななこの姿がない。またゼータ(セタ)の姿も見られないのは非常に残念。ちょい顔見せのナナハンコゾー氷川秀才の姿もない。かなり露出した欅るり子も欠場だ。肝心の東丈も見られない。塚原組の小頭矢頭なんかはいいとしても、高鳥慶輔の顔も見たかったような気もする。まあしかし、漏れ組まで全部描くわけにもいかなかったのだろう。人数が多すぎると顔などわからなくなってしまう。
イラストレーターの泉谷あゆみ嬢によると、これまで手がけたことのない幻魔大戦、ボヘミアンガラス・ストリートのキャラを描けたのでとてもおもしろかったとのことである。

  
 2003/11/15  ご無沙汰です。パソコン断ちの前にちょっとだけ。


三カ月ぶりのアップになってしまった。その間の近況ネタは[眼精疲労]ばかりで、画像にはとてもならない。目を冷やしていたのが大間違いと最近わかった。目を温めるのが正しかったのだ。
講談社の児童局のTさんから便りを頂戴したのが今年の春先だったか。[青い鳥文庫]というジュベナイル小説シリーズを出している編集さんだった。今現在、講談社でもっとも元気のいいセクション、と内田勝さんが教えてくれたのが「超人騎士団リーパーズ」刊行に繫がった。
私平井和正は8マン以来、コミックの原作者生活を送っていたので、ジュベナイル小説には無縁だった。よいこのための小説、苦手なのである。PTAママに読まれれば焚書にされるような小説が書きたい私、ジュベナイルという特殊なジャンルがどうも偽善的に感じられてしまう、偏見の持ち主だったのである。子供には子供の性生活がある、などといったら、焚書にされるからである。現に高校生の野々村直哉を主人公にして書いた[ABDUCTION]シリーズですら、赤裸々の高校生の性生活を描くと、うる星の諸星あたる扱いをするマジメな人々がこのサイトにも出入りしているのである。男の子は女の子をどう感じているか、直哉少年を主人公にして本音の部分を書いただけなのに。この[超人騎士団リーパーズ]を読んだ年若い少年少女たちがこのサイトを覗きにくるかもしれないので、念のために書いておきたい。どうかくれぐれも作者の平井和正だけを信じてください。


  
 2003/07/31  もう一度最後の締めくくり


e文庫救済ヤフーオークション、成功裏に終了しました。ご協力戴いた皆様に、深くお礼を申し上げます。週刊アスキー四年分、これはだめでしょう、とだれにも太鼓判を捺されたが、数十分前にぎりぎりで入札が入った。値段は安いが、ヤマトの二十五キロ貨物で四個分。送料のほうが一桁高い。完売で乾杯。この四年分の週アス、いろんな思い出があるが、ひらりんのパンツ男カツシンが五週にわたって「パソコンが好き」に登場したのが一際思い出に残る。
私は週アスの前身、月二回刊の「EYE COM」(これはアイコンと読むのです。なぜかと質問すると、あなたはコムピュータと呼びますか、と切り返される。)これは名物の誌面出たがり編集員出したがりの福岡俊弘編集チョの軽妙なギャグセンスが好きで、先に廃刊になった週刊アスキーには目もくれなかったが、EYE COMがそのまま週アスに変身するなら、と四年間、定期購読したのである。福岡編集チョにも逢ったが、文化放送に出演して、と頼まれたのをにべもなくお断りしたため、お呼びがかからなくなった。本当に愛想なしですんませんでした。
私はアイディアを思いつくとそこにあったものの上に書き込む癖があり、「EYE COM」の表紙にも走り書きがある。その思い出深い「EYE COM」数冊も含めて、唯一の入札者であり落札者であるかたに差し上げることにした。「EYE COM」の表紙にアイディアを殴り書きした画像は、平井和正の「狼亭」サイトの「マニアック画像掲示板」でお目にかけましょう。


  
 2003/07/30  取り敢えず最後の近況+


バベルの塔、いや、講談社新館ビルである。数十年も音羽界隈へ近づかなかったので、こんな巨大な塔が聳えていることを知らなかった。さる人に勧められて、見物に出かけた。講談社という大出版社、「8マン」の縁で、頻繁に出入りするようになったのが四十年前である。戦前の重厚な伝説の付きまとう建物で慣れるまで圧倒された。しかし、今度の新館は、そのあまりの警戒厳重さに驚かされた。受け付けで住所氏名電話番号まで書かされ、受け付けタグを胸元に表示しないと館内を一歩も歩けない。講談社に限らず今時の大手出版社は、トイレを借りるにも住所氏名電話番号を書かされるらしい。テロの悪夢にでも脅かされているのだろうか。

というわけで取材に行ってきたのであるが、近況+はすでに取材活動を必要とするほど題材に窮している。そこでひとまず近況+、閉幕することにした。過去ログだけ、リードオンリーで本城に頼んで残して貰うつもりである。「お礼心のサイト」は正式に平井和正情報漏洩サイトとして再スタートし、「マニアック画像掲示板」を復活させることにした。
ながらくお付き合い、ありがとうございました。

  
 2003/07/21  フクロウの中の子フクロウ


出不精の作家にとり近況ネタなどメッタにあるものではないのだが、これもサッチャンの持込ネタ。人の顔ほどもあろうかという竹に彫られた梟だ。よく見ると籠のようになっていて小さな子供のような梟が中に閉じ込められている。どうやって彫ったんだろう、とひっくり返して仔細に観察しても、小細工のあとが見つからない。さて、皆さんにはこのトリックがわかりますか、とサッチャンの出題です。


  

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