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平井和正の「近況+」過去ログです。

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 2003/07/21  フクロウの中の子フクロウ


出不精の作家にとり近況ネタなどメッタにあるものではないのだが、これもサッチャンの持込ネタ。人の顔ほどもあろうかという竹に彫られた梟だ。よく見ると籠のようになっていて小さな子供のような梟が中に閉じ込められている。どうやって彫ったんだろう、とひっくり返して仔細に観察しても、小細工のあとが見つからない。さて、皆さんにはこのトリックがわかりますか、とサッチャンの出題です。


  
 2003/07/13  深夜の貴婦人


月下美人…麗しい呼び名でありますな。私など青鹿先生のことをふと連想したりしますが、それはわずか数時間の儚い命のゆえか。サッチャンに呼ばれて階下へ降りると、午後九時、すでに開花が終わっており、まるで夢まぼろしのような純白の花弁が開いておりました。慌てて写真撮影したのがこの画像。
サッチャンは午前一時半まで頑張って、花がすぼむのを見届けようとしたが眠気に勝てずダウン。朝五時起きで様子を見にくるとすでに花の命は終わっていたと報告。
月下美人を頂戴したのは、河島治之氏未亡人悦子さんから。四十年前、TBS「エイトマン」の絵コンテ五十二本を独力で切った、奇跡的な人物が河島さんだ。その河島さんも十数年前、唐突に永眠された。「エイトマン」は視聴率でかの怪物番組「鉄腕アトム」を抜き去る奇蹟を起こしたが、出版社と放送局との商品化権を巡る軋轢で、大ヒット作品でありながら、わずか一年間の短い放映で閉幕した。月下美人の儚さ、いまだに胸に沁みます。


  
 2003/07/11  天使編の妖怪爺は凄悪である


皆さんもお馴染みの七月鏡一さんからサイン本を頂戴した。私はあまり他の作家さんたちにサイン本をねだることはしないほうである。しかし、七月鏡一さんとは奇妙なご縁があって、合作を試みて二晩ほど合宿したり(まだ日の目を見るに至っていないが)今はあからさまにできないが、文筆以外のジャンルでもいろいろあったりするのである。いずれ時期がきたら、発表できると思う。
頂戴したサイン本は傑作「闇のイージス」である。七月鏡一さんの主人公はなんともかんとも絶句するほどの凄い心理外傷の持ち主が多い。私など七月鏡一さんの痛切な作品を読んでいるうちに到底耐え切れずに心理外傷ほぼゼロの主人公のほうへ行ってしまうほどである。七月鏡一さんプラス、漫画家の藤原芳秀さんのサインまでついてきた。「拳児」以来、愛読している漫画家さんである。しかし、「天使編」はものすごいですねえ。殺しの天才少女にはびっくり。
藤原芳秀さん、どうもありがとうございます。

  
 2003/07/05  パックリと戴き


ヤナであります。川の瀬で魚を取る罠ですな。下ってくる魚はあらら、と思う暇もなく、簗簀へと打ち上げられてしまう。なにごとも勢いに乗りすぎると後でしまったあっと思っても、すでに取り返しのつかない事態に巻き込まれている。いい調子で幻魔波動に乗っかっていたりすると、気が付いたときにはもはや幻魔様がにんまりしながら、簗簀に打ち上げられた自分を見下ろしていたりする。
越後へ出かけた私はヤナを眺めながら、魚の運命に思いを馳せたりしたのでした。もちろんヤナでつかまった鮎の塩焼きを召し上がったわけですが、もしかするとこの面相からするとヤナで生け捕りにされた野生の鮎くんではなく養殖物かしら、などと猜疑心を沸き立たせたりしたのであります。
もはや七月。お約束のヤフーオークションが月半ばに予定されています。
あ、いい忘れた。ついにアブダクション・シリーズ]のマスターがアップ、というマイサン、アラタからの報せも舞い込みました。お楽しみに。

  
 2003/07/01  ダウジング(放射感知術)


私はかつて、韓国一のダウジング名人に筋がよいと褒められたことがあり、水脈探知にはずっと興味を持ちつづけてきた。気まぐれバスやwolfguy犬神明編にも砂漠での水脈探知としてダウジングを持ち込んだことがある。つまらない迷信と思ったら大間違い、実に実用的なテクニカルアート、それがダウジングなのだ。この写真に写っている本は、今は入手困難だそうである。できればe文庫に入れたい、そう思うほどドキドキさせる知的興奮を駆り立ててくれる本である。振り子は私が愛用しているもの。都会ではダウジングといっても水道管の位置を発見するのに役立つ程度のものと思われているが、実のところ、地球上いたるところにある地下水脈は[刺激帯]とその筋の名手たちに呼ばれるほど凶悪なもので、建物を壊すわ地上に住んでいる人間たちを病気にするわで、きわめて悪評が高い。水脈が流れている通りの左右に住んでいる住人たち、20年間に癌死者213人、ダウザーに調べてもらうと、癌死亡例の99パーセントは家の地下に刺激帯が確認された。
そもそもこんな本を書庫から引っ張り出して読み始めたのも、サッチャンの親しくしているひとがマンションに引っ越してまもなく体調を崩し、癌を医師に見つけられてしまったからである。
恐ろしい話には違いないが、ベッドをほんの少し移動させるだけで、刺激帯からは逃れられると本には書いてある。皆さん、体調を崩したとき、思い当たることがあったら、ベッドを一メートルほど移動させて様子を見ましょう。


  

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