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平井和正の「近況+」過去ログです。

全293件。5件ずつ表示。

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 2002/08/16  空蝉(うつせみ)


どこもかしこも夏枯れですね。その中で例外的に隔離病棟だけ大賑わい。あまりいい意味でいっているのではありませんが。近況で幻魔という言葉(言霊)が出たとたんに、なにか面妖なことが起こり始めたような気がする。お互い気をつけましょう。幻魔の波動は鋭敏なんですから。
ご覧の画像、空蝉です。サッチャンに呼ばれて庭に出ると、脱皮したばかりのセミがのたばっていました。(山本周五郎先生の小説で覚えた言葉)間違えて水遣りしてしまったが、ぜんぜん動こうともしないので、私を呼んだのだそうです。脱皮したばかりのところへしたたか水を浴びたので動けないのは当然。しかし、数時間後には無事飛び立っておりました。私も今一度脱皮したいものです。
  
 2002/08/12  創刊号の頃


酷暑ですね。書庫で汗を掻いていると、「SFマガジン」創刊号が出てきたのでお目にかけます。この創刊号については当時の私、大学生だと思うのですが、なぜか記憶が希薄です。同時に発見した「マンハント」創刊号が明確な記憶を伴っているのに。その頃の私がハードボイルドに凝っていたことと関係がありそうな気がする。当時の私は、まだ作家になろうとする意志が固まっていなかったらしい。作家への道には難関がありました。大学一年、無一物の若者だった私です。「マンハント」創刊号が出たのは暑い夏の盛りでした。
  
 2002/08/03  惨敗(昨日から今日にかけて平井和正の心象風景)


画像は道路で見つけたもの。木っ端微塵にばらまかれた、たぶんテープレコーダーのようなもの。ソニー製であることがわずかにわかる。ゴミになって散華した私の心象風景である。
  
 2002/07/23  ロボットマンガは実現するか


十字式健康法へ四回通って、だいぶ見通しがついてきた。涙目はまだいいのである。目やにがどろどろと流れるようになると、目の前が白く霞んで読書も執筆もままならなくなる。利き目の左目がそうなると、視野は恐ろしく狭くなり、不自由はきわまりなくなる。外出など危なくて仕方がない。残る右目を酷使するので、視力がどんどん落ちてくる。休ませるためには両目とも眼帯をかけるていたらく。
薬の類は一切だめである。刺激されて更に目やにの量が増える。完全な手詰まりだ。十次式は奥の手で、一番後回しになる。しかし今回ばかりは真っ先に行くべきだったと後悔。目医者など目薬をくれただけで、どうにもなりゃしない。
改めて十次式健康法の威力を確認。現代医学のアンチテーゼであり、対症療法しかしらない医学者の後進性を明白にしてしまう。現代医学は完全なデッドロックだ。最近のニュース記事で、一ミリの癌も検出できるようになった。健康な人間も癌患者にされてしまうぞ。これで癌科医師は全員癌患者だ。医者よ自らを治せとはよくいったものだ。

さて、今回の画像は「ロボットマンガは実現するか」という本。拙作[8マン]が取り上げられているので、掲載した。ざっと読んだが、やはり[8マン]の項が飛びぬけて興味深い。尚、最初8マンの頭脳は人間の脳を搭載する予定だった、というのははっきりデマである。8マンの高速性に人脳はあっさり破壊されてしまう。後に「決闘」編で、谷博士の息子が人脳搭載のサイボーグで登場し、8マンに敗れ去った。なぜこんなデマが流布されたのか知らないが、当時の少年マンガはサイボーグという新語を導入できる基盤がなかった。私がアトムの電脳と違い、8マンは東刑事の記憶をコピーしたので、一種のサイボーグと呼べるのだが、そのサイボーグという用語が使えなかった、とどこかで語ったことが誤用されたのだろう。当時SF作家たちの座談会で、速記者がサイボーグを細胞具と表記し、大笑いしたことを思い出す。

  
 2002/07/15  四十周年記念会講演会について


私が目を病んで、何もできずにいる間に、四十周年記念イベントは、以下のような進展を迎えました。十字式へ二度通って、多少改善があり、目脂で上下の瞼が接着されるような事態は免れ、講演会イベントも私なりにアイディアを寝っています。私の作家生活において大きな示唆や助言を与えてくれた親しい友人を迎えるつもりです。
明年2003年は大きな節目の年になるようで、なぜ「幻魔大戦と私」なる講演をやろうと思い立ったのか、それはまったく言霊次第、ということでお楽しみはこの後も続きます。ご期待を。(と言霊が言っている)その前に私は目がきちんと治って欲しい。
以下は駿台曜曜社さんから届いた挨拶状です。

平成14年7月
お客様 各位

謹啓 照りつける日射しの強さに本格的な夏の到来を感じる頃となりました。読者の
皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 弊社では、8月末に平井和正氏の最新書き下ろし長編「∞(インフィニティー)B
LUE」を発刊することになりました。作家生活四十周年記念の新作でもあり、豪華
版・弊社直販のみの限定出版となります。出版に関しての詳細パンフレットと申込用
紙(郵便振替用紙)は、4月下旬〜5月上旬にかけてお届けいたしました「幻魔大戦D
NA第4〜6集」にも同梱しておりますので、すでにご覧いただいているのではないか
と思います。
 さてこの度は、先日ご案内した「∞BLUE」の購入者特典につきまして、変更事
項が生じましたので急遽ご連絡させていただきました。
 特典の1つとして、「平井和正氏作家生活四十周年記念会」への参加資格をあげて
おりますが、平井氏のご提案により急遽講演会を取り入れることとなりました。よっ
て会場や設備の都合により、やむを得ず別紙の通り実施日時、要領を変更させていた
だくことになりました。すでに予定を組まれていた方には、大変ご迷惑をおかけいた
しますが、再度ご調整くださいますよう宜しくお願い申し上げます。
 なお、「∞BLUE」本編の申込受付期限は7月31日(水)となっております。泉
谷あゆみ氏の華麗な挿画をはじめ、発刊に向けての準備も着々と進行しております。
締め切り日が迫ってまいりましたが、まだお申し込みでない方は、何卒ご購入につい
てご検討いただけましたら幸いに存じます。
 ご購入いただいた方には、後日「記念講演会&読者交流会」の詳細を送らせていた
だきます。大変お待たせして申し訳ございませんが、いましばらくお待ちくださいま
すようお願い申し上げます。
敬白



〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台1-5-5-7F
駿台曜曜社株式会社
TEL.03-5259-3171
FAX.03-5259-3067


  

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