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平井和正の「近況+」過去ログです。

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 2002/07/23  ロボットマンガは実現するか


十字式健康法へ四回通って、だいぶ見通しがついてきた。涙目はまだいいのである。目やにがどろどろと流れるようになると、目の前が白く霞んで読書も執筆もままならなくなる。利き目の左目がそうなると、視野は恐ろしく狭くなり、不自由はきわまりなくなる。外出など危なくて仕方がない。残る右目を酷使するので、視力がどんどん落ちてくる。休ませるためには両目とも眼帯をかけるていたらく。
薬の類は一切だめである。刺激されて更に目やにの量が増える。完全な手詰まりだ。十次式は奥の手で、一番後回しになる。しかし今回ばかりは真っ先に行くべきだったと後悔。目医者など目薬をくれただけで、どうにもなりゃしない。
改めて十次式健康法の威力を確認。現代医学のアンチテーゼであり、対症療法しかしらない医学者の後進性を明白にしてしまう。現代医学は完全なデッドロックだ。最近のニュース記事で、一ミリの癌も検出できるようになった。健康な人間も癌患者にされてしまうぞ。これで癌科医師は全員癌患者だ。医者よ自らを治せとはよくいったものだ。

さて、今回の画像は「ロボットマンガは実現するか」という本。拙作[8マン]が取り上げられているので、掲載した。ざっと読んだが、やはり[8マン]の項が飛びぬけて興味深い。尚、最初8マンの頭脳は人間の脳を搭載する予定だった、というのははっきりデマである。8マンの高速性に人脳はあっさり破壊されてしまう。後に「決闘」編で、谷博士の息子が人脳搭載のサイボーグで登場し、8マンに敗れ去った。なぜこんなデマが流布されたのか知らないが、当時の少年マンガはサイボーグという新語を導入できる基盤がなかった。私がアトムの電脳と違い、8マンは東刑事の記憶をコピーしたので、一種のサイボーグと呼べるのだが、そのサイボーグという用語が使えなかった、とどこかで語ったことが誤用されたのだろう。当時SF作家たちの座談会で、速記者がサイボーグを細胞具と表記し、大笑いしたことを思い出す。

  
 2002/07/15  四十周年記念会講演会について


私が目を病んで、何もできずにいる間に、四十周年記念イベントは、以下のような進展を迎えました。十字式へ二度通って、多少改善があり、目脂で上下の瞼が接着されるような事態は免れ、講演会イベントも私なりにアイディアを寝っています。私の作家生活において大きな示唆や助言を与えてくれた親しい友人を迎えるつもりです。
明年2003年は大きな節目の年になるようで、なぜ「幻魔大戦と私」なる講演をやろうと思い立ったのか、それはまったく言霊次第、ということでお楽しみはこの後も続きます。ご期待を。(と言霊が言っている)その前に私は目がきちんと治って欲しい。
以下は駿台曜曜社さんから届いた挨拶状です。

平成14年7月
お客様 各位

謹啓 照りつける日射しの強さに本格的な夏の到来を感じる頃となりました。読者の
皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 弊社では、8月末に平井和正氏の最新書き下ろし長編「∞(インフィニティー)B
LUE」を発刊することになりました。作家生活四十周年記念の新作でもあり、豪華
版・弊社直販のみの限定出版となります。出版に関しての詳細パンフレットと申込用
紙(郵便振替用紙)は、4月下旬〜5月上旬にかけてお届けいたしました「幻魔大戦D
NA第4〜6集」にも同梱しておりますので、すでにご覧いただいているのではないか
と思います。
 さてこの度は、先日ご案内した「∞BLUE」の購入者特典につきまして、変更事
項が生じましたので急遽ご連絡させていただきました。
 特典の1つとして、「平井和正氏作家生活四十周年記念会」への参加資格をあげて
おりますが、平井氏のご提案により急遽講演会を取り入れることとなりました。よっ
て会場や設備の都合により、やむを得ず別紙の通り実施日時、要領を変更させていた
だくことになりました。すでに予定を組まれていた方には、大変ご迷惑をおかけいた
しますが、再度ご調整くださいますよう宜しくお願い申し上げます。
 なお、「∞BLUE」本編の申込受付期限は7月31日(水)となっております。泉
谷あゆみ氏の華麗な挿画をはじめ、発刊に向けての準備も着々と進行しております。
締め切り日が迫ってまいりましたが、まだお申し込みでない方は、何卒ご購入につい
てご検討いただけましたら幸いに存じます。
 ご購入いただいた方には、後日「記念講演会&読者交流会」の詳細を送らせていた
だきます。大変お待たせして申し訳ございませんが、いましばらくお待ちくださいま
すようお願い申し上げます。
敬白



〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台1-5-5-7F
駿台曜曜社株式会社
TEL.03-5259-3171
FAX.03-5259-3067


  
 2002/07/02  会場が変わります。開催日時もです。ごめんなさい。


会場が変わります、開催日時もです。ごめんなさい。
実のところ、参加人数が想像以上に大きく膨れ上がり、用意したこれまでの会場では収容しきれなくなりました。「幻魔大戦と私」という講演をやります、と申し出たとたん、状況が一変してしまいました。
会場は七百人から千人収容できる大きな施設であることが必要になります。都心の巨大シティホテル、ということになると、会費は最低でもお一人様一万円は下りません。しかも大きなホテルのパーティー飯はすごくまずく、ほとんど生ゴミと化します。だから、パーティー終わったら、なんかうまいもの食いに行こうよ、とみんなが口々にいいます。
それくらいだったら大規模店の居酒屋でパーティーをやったほうがはるかに美味くて安上がり。しかし、居酒屋の大規模店でも人数の関係で一どきには無理とわかりました。参加人数がどんどん膨れ上がったため、「講演会」に急遽変更、会場も日時も繰り延べして、万全を期することになったわけです。皆さん期待の親善パーティーは講演会後に分散方式
で行います。
もうしばらくお待ち下さい、曜曜社さんはご満足が行くような記念会に致しますといっております。
ところで皆さんに私平井和正からお願いの儀がございます。当日、全国的に集う東京に不慣れな愛読者の方々を道案内し、優しくいたわってくださる博愛に満ちたボランティアの方々を募集したいのです。私平井和正だって未知の都市で西も東も分からずうろうろするのは大の苦手ですぐに帰ってしまいたくなります。応募してくださったボランティアの皆
さん方には、全国津津浦浦から集った参加者を小グループ化してお預けします。そして講演会が終了した後、予約済みの大規模店の居酒屋数店に案内する世話役をお願いすることになります。
更に別口で、募集するボランティアは、講演会会場でのインターネットによる同時中継の技術を持たれた方です。講演会会場はブロードバンドシステムの無線LANが使用可の施設を選定します。腕に覚えのある方、是非ご応募お願いします。(と書いたところで、本城が同時中継すごくお金がかかりますよ、と教えてくれました。ライブカメラで定点観測のスキルを応用できないか、ということで現在調査中です。ご存知の方、ご教示を)
全然会場が決まらないじゃないか、とイライラしていらっしゃった方々、申し訳ございません。講演会会場では売店など出す予定なので、お楽しみが更に増えます。できれば平井和正秘蔵図書などオークションもやりたいです。更に、こういう催しが欲しいというかた、アイディアを是非ご提供下さい。実現可能なのをお願いします。(平井ファミリーのカラオケ競演なんてのはダメッ)

ボランティア志望の方々へ。本城がWOLFGUY.COMにボランティア応募フォームを作成するといっておりますのでよろしく。
出来れば宿の予定がない方にも宿泊先を斡旋できる態勢を考えたいと思っております。
まだまだ細目は決まっておりませんが、取り急ぎ告知をさせて戴きました。

  
 2002/06/17  三千子お姉様


21世紀幻魔大戦の画像がどうしても出てこない。三千子お姉様の画像は苦もなく出てきた。やはり三千子さんは強力である。この画像をご存知のかたもおいでだろうが、山田章博画伯から戴いたものである。ひたすら神秘的で美しい。オーラが迸り出ている。
この素晴らしい絵が山田画伯の画集に収録されないのは、私が秘蔵しているせいなのである。やはり、三千子さんが再登場を希望しているせいなのだろうか。

  
 2002/06/17  21世紀幻魔大戦

実のところ、七月鏡一さんとお会いして美味しいものをご馳走になり、ご機嫌で帰宅し、七月さんから頂戴した新刊「闇のイージス」を読んだ。ご馳走になったからというのではないが、七月さんは物語の構成についてはたいした技量の持ち主である。登場人物の切れ味がよろしい。キャラ次第でマンガは決まる。しかし、構成力がないと、せっかくのキャラも生かせない。小道具の使い方もめちゃうま。ああ、おれも「デスハンター」の原作を書いた時、もう少し小道具に工夫を凝らせばよかった、などと手遅れなことを考える。主人公の田村俊夫は義眼と義手の持ち主なのだが、ひねりが足りなかった。
そこまで考えた時、なんの脈絡もなかったが、「真幻魔大戦」の続編が書けそうな気がしてきた。二十年間、そんな気になったことは一度としてなかったのである。
そうだ、作家生活四十周年の出版記念会で「幻魔大戦と私」という講演をやろう、と更に飛躍した。山本周五郎先生は四十年の作家生活で只一度の講演をおやりになり、まだ学生の私はその稀に見る貴重な講演をこの耳でしっかと聞き、水に見せかけたウィスキーを山本周五郎先生がぐびり、と飲まれるさまを目撃したのである。
そうだ、私も生涯に只一度の講演をやろう。「幻魔大戦と私」というタイトルで。そしてあわよくば「21世紀幻魔大戦」を書いてやろう。しかし、あの膨大な幻魔大戦シリーズをすべて読み返さねばならない、それがネックだ。しかし、せっかく言霊が訪れてくれるのだったら、書かない手はない。というわけで私の心は千々に乱れるのである。
  

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