2002/03/26
頑固一徹(画像を誤ってBMP表示してしまったため再掲)
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観桜ということでは東京の桜を本格的に見たのは初めて。内田勝さんのお誘いを受けて、九段の桜(靖国神社)千鳥ヶ淵を起点に、内堀、外堀とずっと歩いて、四谷まで。ゲップが出るほど桜尽くしだった。数年前に弘前の桜を見てもう一生ぶん桜を見たと感想を漏らしたが、来世のぶんまで見てしまった。 感心したのは、満開の桜の中に、節を曲げずに固い蕾を守っている桜を見つけたこと。桜は四月に咲くものだと信念を曲げない雰囲気が、いかにも古老の頑固ぶりを見せつけているようでご紹介する。(今年の東京の桜は、内田さんにいわせるとテンデンバラバラ、足並み揃えず好き勝手に咲くので、蕾、満開、葉桜が隣り合わせているそうである。) それにしても、更に四谷から赤坂へ、そこで飯を食って腹ごなしに新橋まで歩き通してしまった。内田さんと私は、以前は夜の東京を歩く会を結成しようかというほど顔を合わせるとひたすら歩き回ったものだ。夜の東京を歩きながら内田さんと未来について語ったことは、数年後にはことごとく成就している。そんなふたりにとっても、今の東京は見覚えのない異次元東京であった。
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