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平井和正の「近況+」過去ログです。

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 2002/03/26  頑固一徹


観桜ということでは東京の桜を本格的に見たのは初めて。内田勝さんのお誘いを受けて、九段の桜(靖国神社)千鳥ヶ淵を起点に、内堀、外堀とずっと歩いて、四谷まで。ゲップが出るほど桜尽くしだった。数年前に弘前の桜を見てもう一生ぶん桜を見たと感想を漏らしたが、来世のぶんまで見てしまった。
感心したのは、満開の桜の中に、節を曲げずに固い蕾を守っている桜を見つけたこと。桜は四月に咲くものだと信念を曲げない雰囲気が、いかにも古老の頑固ぶりを見せつけているようでご紹介する。
それにしても、更に四谷から赤坂へ、そこで飯を食って腹ごなしに新橋まで歩き通してしまった。内田さんと私は、以前は夜の東京を歩く会を結成しようかというほど顔を合わせるとひたすら歩き回ったものだ。夜の東京を歩きながら内田さんと未来について語ったことは、数年後にはことごとく成就している。そんなふたりにとっても、今の東京は見覚えのない異次元東京であった。
  
 2002/03/07  朗報(それにつけてもべべちゃんはかわいい)


予約版「幻魔大戦DNA」の読者の皆さんには朗報である。駿台曜曜社さんは二月から七月まで一集ずつ刊行していくスタイルを改め、この三月には二冊、四月には残りの三冊を一挙に刊行することを決めた。すでに著者校正も終了、見本の装幀カバーも出来上がり、それをご覧の画面のようにずらりと並べてみた。皆さん、あとしばらくのご辛抱です。画像がゆがんでいるのは、花粉症の平井和正が涙目で撮影したため。一昨年から二月になると涙目になってしまうのである。日課の坂道のアップダウンをやっていると、空気の冷たさで涙目になるのだとばかり思っていた。一般的な花粉症の症状ではないので、それとは気づかなかったのだった。

メイパパさんの力作「マル由闘病記」、未亡人の了承も得て、近日登場の運びだ。メイパパさんには公私とも(モエちゃんの誕生)と重なる中、大奮闘。どうやら言霊パワーを授かったらしい。ご苦労様でした、メイパパさん。五月にはマル由さんのお墓参りにかならず行きます。
  
 2002/03/06  ご報告します。多元宇宙ではありませんでした。がっかりです。


タイトル通り、大いに落胆させられた。正直、私は期待していたのである。皆さんは案の定、やっぱりそうか、と肩をすくめるかもしれないのだが、私は熊野の神隠しやらなにやら、平行世界を垣間見ているので、今回の事件が是非ともそうであって欲しいとときめきながら願わずにはいられなかったからである。
幽霊女性オペレーターの怪奇事件は、DDIポケットからの返信メールで、苦虫を噛み潰してしまったような、粗暴な結末を迎えてしまった。その返信メールをここに掲載してしまう。嘘、嘘、嘘で固めた返信メール、そこまで道義を地に落とさないでくだされよ、と言いたいのである。

平井 和正 様

メールでのお問合せ、ありがとうございます。
お問合せの件につきまして、下記のとおりご案内申し上げます。

この度は平井様には大変不快な思いをさせてしまいました事お詫び申し上げます。
平井様の過去のお問い合わせの経緯を弊社にて確認させていただきました。
昨年11月21日の15時50分頃、確かに弊社サービスセンター高瀬が解約届出書の発送依頼を承っており、翌22日に東京多摩郵便局より
解約届出書の発送を行っております。本日ご案内を行った佐藤の見落としによる案内ミスがありました事を深くお詫び申し上げます。
また、今後このような案内ミスが無いよう佐藤には強く指導をさせて頂きます。

本日、佐藤にて再度解約届出書の発送を承っておりますが、念の為、私の方からも速達にて解約届出書を送付させて頂きます。
なお、解約届出書の弊社到着日を持ちまして解約となることから、解約日まで基本料金につきましては日割りで頂く事となります。
何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

ご案内ミスにつきましては再発防止に鋭意努力させて頂きます。
ご迷惑をおかけいたしました事を深くお詫び申し上げます。

*****************************************
DDIポケットサービスセンター

平井注

この返信メールで、タカセ嬢が解約届出書を翌22日に東京多摩郵便局より発送を行っております、とあるが、そんなものは届いていない。届いていれば、すぐに解約したはずだ。十数年前、角○書店で「地球樹の女神」の改竄事件が発生したとき、当時の自己保身の権化のような編集部長がどうしても改竄の事実を認めず、姑息にも単なるミスだと言い張って墓穴を掘ったことを思い出す。ご案内ミスを犯したという女性オペレーターはまるでコンピュータがしゃべっているようでまったく人間味を感じさせないのが奇妙であった。


  
 2002/03/04  怪奇! 謎の幽霊女性オペレーターの謎! 拝啓DDIポケット様御中(俗悪なタイトルだなあ)


タイトルの通り、実に奇怪陋劣な事件が生じた。昨年十一月中旬、ブロードバンドのケーブルテレビが開通したので、無線のPHS通信の必要がなくなり、DDIポケットに電話し、オペレーターに契約解消を伝えた。オペレーターの名はタカセ、と名乗り、それをメモした。翌日には契約解消の書類を送付するとオペレータータカセは約束。しかし、翌日から旅行へ出たため、契約解消の書類のことは失念。そのまま時が過ぎ行き、やっと思い出した本日、翌年の三月四日。契約解消のことをやっと思い出した。そういえば契約解消の書類が来ていないということで、再びDDIポケットへ電話。するとお立会い。そんな電話は一切かかっていないし、タカセという女性オペレーターも存在しないと女性コンピューターボイスのオペレーター(サトウ嬢)に告げられた。すると私は幻のDDIポケットへ電話をかけ、幻のオペーレター(タカセ嬢)にか契約解消を伝え、書類を送ると伝えられたのであろうか。
実に奇怪なことで、私はSF作家として四十年もやってきた作家なのだが、これは多元宇宙物として分類されるパラレルワールドのDDIポケットに電話し、パラレルワールドの女性オペレータータカセ嬢と会話を交わした稀有の経験を得たことになる。さっそく私のサイトで大々的に喧伝するつもりであるが、当事者のDDIポケット様にも一応お伝えしたまでである
(上記はDDIポケットに送ったメールそのものです。)
  
 2002/03/01  べべちゃんの春


三月だ。実は二月のうちから春めいていたが、今日からは名実ともに春である。二月は悲痛な思いで過ごしたが、寒い冬は人々が逝く季節でもあり、春を迎えるとほっとする。メイパパさんも服喪が明けて、第二子誕生、おめでたいことである。
画面のべべちゃん、曜曜社の女性編集者ヤマダさんの作だ。触手もちゃんとついていて可愛らしい。しまりすさんの二次元べべちゃんが大人気になり、しまりすさんのサイトは賑わっている。マル由さんの急逝でこちらのサイトが湿っていたせいもあって、時折可愛らしいべべちゃんの姿を覗きに行ったものだ。この三次元べべちゃんも眺めていると心がなごむ。
デスクの上にべべちゃんを這わせていると、何時の間にかお皿の中におさまっていた。もちろんサッチャンの仕業である。画像の「宇宙人ピピ」バッジはNHKがノベルティーグッズにした超レア物。もちろんご存知ない方々の方が大半であろう。TBSの「エイトマン」の後、小松左京原作の「宇宙人ピピ」を一年間手伝った。実写とアニメを合成した珍しい作品だった。富田勲の明るく軽快なテーマソングを聴いた人もいるのではないか。
  

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