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平井和正の「近況+」過去ログです。

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 2001/12/22  無限の青、ですか。


連打の二番目。余湖裕輝氏の力作が「BLUE HIGHWAYS」のカバーを飾ってくれた。文句なしの力作であります。裏表紙もお見せしたかった。美しくロマンティックな装丁で、余湖氏の新境地と言ってもよい。思わず、う、美しいっと叫んでしまった私。
裏表紙は間違いなしにサチ子さんのイメージだろう。これも、余湖氏の新境地であり、このブックカバーは新境地づくめなのだ。
私の作品「転生」で少年マガジン系でデビューした余湖氏、本当に若かったなあ。「コミック・マスターJ」はかつてない日本コミックの業界を赤裸々に描いた作品で、ショッカーがありました。来年はいよいよ週刊誌デビューで勝負を賭けるらしいぞ。応援して上げてください。

  
 2001/12/21  本年の一番嬉しかった瞬間


今年のマイ・トップニュースとなると、なんと言ってもブロード・バンド導入である。そのきっかけは藤沢ケーブルテレビがJ−COMに導入されたこと。このケーブルテレビ会社はどこか大手に買収されることだけを目的としていた気配が濃厚で、全然やる気が前前から見えなかった。ケーブルテレビはもとより難視聴地帯救済の目的で国家の金を使って作られた。大方の補助金事業と同じく利権が絡むとまったくやる気なしである。
ADSL普及の起爆剤の役割を果たしたYAHOObb、粗雑な商売ですっかりミソをつけたが、申し込んだものの導入は来年以降になると見て、YAHOOを蹴っ飛ばし、J−COMに鞍替えした。ところが無線LANで躓き、マイサン新とふたりがかりでも開通しない。そこで助っ人に頼んだのが、出張サービスのこの人。藤沢市ただ一件のパソコン・ショップ「シータショップ藤沢店」の店長さんである。ブロードバンドお繋ぎしますの新サービス開始のタイミングがよく、早速申し込みに出かけると、なんとこの店長の奥村さん、「ウルフガイ」の愛読者であることが判明。数奇な出会いで、奥村さんは四時間ほど苦闘した末、J−COM開通に成功したのであった。開通の秘訣はドメイン。面倒だったら奥村さんに繋いで貰うのが一番手っ取り早い。この顔を見たら、サービスを依頼しよう。
「シータ・ショップ」は藤沢駅前デパート「さいか屋」側にある。二階、三階がパソコン部門だ。


  
 2001/12/15  桑田さんの素敵なパソコンライフ


桑田二郎さんから思いがけず、パソコンで描いた絵が二点届いた。桑田さんは一年前からパソコンを手に入れて、お絵描きに興味を持った。それを自己流で試行錯誤しているうちに手ほどきしてくれた知り合いが、どうやればこんな絵が描けるんですか、と質問するような境地に達してしまった。桑田さんは今ではパソコンでのお絵描きを心から楽しんでいるようだ。今凝っているのは囲碁ゲームと将棋ゲームで、前者は楽勝だが、後者は難敵とおっしゃる。麻雀ゲームでは千点百円の賭け率で一年間に百二十万円稼いだそうだが、金の出所も自分なので、得した気分にはなれないそうだ。
桑田さんのパソコン・ライフは不可思議なちぐはぐさで、インターネットは開いたこともなく、やり方もわからず、桑田さんのサイトに投稿した私の原稿も、運営会社がFAXで送ってくれたとのこと。しかし、パソコン・ライフは楽しむものなので、桑田さんの選択は正しいのだろうと思っている。

  
 2001/12/04  見本の見本をご披露します


今、窮境の穴ぼこに嵌まり込んでしまっている。問題はやはり原稿執筆用パソコンにある。私は八十年代初期の富士通製ワープロ、OASYS−100Jという今では博物館入りのワープロ専用機でスタートしたため、親指シフターでもあり、今までOASYSV7を入れたパソコンで仕事をしてきた。ところが、「∞(インフィニティー)BLUE」を書き上げた後、パソコンをグレードアップ、OSをWINDOWS2000に換え、OASYSV8にバージョンアップしたとたんに言霊が動かなくなってしまった。画面に罫線が入ったままにっちもさっちも行かなくなった。罫線を外したいのだが、外れないのである。これまで白無垢の画面で書き込んでいたので、余計な罫線が鬱陶しくてならない。私が鬱陶しいというより、言霊が鬱陶しがるのである。一ヶ月間、なんとかして慣らそうとしたが、まったく乗ってこない有様だ。愛しのテルちゃんが大変なことになっているのに、どうにもこうにも進行してくれない。そうなのだ。「次元暴走気まぐれバス」の言霊が真っ先に飛び込んできたのだ。端境期の私は早い者勝ちで言霊の仕事を引き受ける。いやあもう驚きました。いつもは毛糸玉を転がすように物語は展開して行くのだが、今回ばかりは猫に手出しをされた毛糸玉になってしまった。ひっかかってもつれてほぐしようがない。先の展開がまったく読めないのは久しぶりだ。これは私の小説作法にも関係があり、普通の作家たちは最初に構想を立てて段取りを進めていくわけだが、言霊に仕事をさせる私の小説作法では、言霊自体に主導権を渡す。その言霊にやる気がなくなると本当に困ってしまう。わんわん。
そんなこんなで、わんわん遠吠えしているうちに、「幻魔大戦DNA」のゲラとともに表紙のデザインが版元から送られてきた。こんな分厚い感じということで、大都社刊「バチ♡ガミ」に被せてお目にかけることにした。
  
 2001/11/25  大不況は近況ネタにも及ぶ?


近況ネタがストックゼロの惨状であります。これは、というネタも最近はさっぱりという世間様並みの大不況。艮の金神様ネタはあるものの、どんなとばっちりが行くかわからないので没。
こんな時、昔から作家はネタ切れになると身辺雑記を書き始めたものだ。あの左半分ほっぺたが膨らんだ憎らしい奴の顔を踏んづけてやりたいとか。私はこのところ、バチガミに言いつけてやりたいこともネタ切れなので、身辺雑記でもっとも当たり障りのないことはないかと物色した。それがご覧の小物シリーズであります。一個ずつ披露して行けば、しばらくはもつという非常時用のネタ。
ところで、皆さんのなかで、こんな近況ネタはどうかというプロポーサルがあれば、お寄せ戴きたい。
画面小物の説明だが、独鈷杵は十数年前に出会った謎のリアル犬神明氏が皮袋に入れてチェーンで首にぶらさげていたものと同じ。一目見るなり欲しくなり、手に入れた。時折、人目がない場所で九字を切ったりすると気分がよい。宝珠は数年間掌で転がしているうちに艶が出た。水滴型の宝珠、火と水を統一することで大魔法使いのシンボルだそうだ。魔法使い必携。


  

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