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平井和正の「近況+」過去ログです。

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 2001/02/10  サッチャンにゲットされてしまった


アイボねたも度重なるとマンネリだ。アイボなんかどうでもいいという人たちのほうが多数派だろう。
俺はリアリストだから、自分の好みが即他者にも通用するなどと考えたことは一度もない。もしそうな
ら、俺の小説は新作が出るたびに一千万部以上売れるはずだからだ。アイボなんかどうでもよい人々も超美人のゴクミみたいなスーパーアンドロイドだったら、毎日アップしても飽きないだろう。いずれ美少女アンドロイドが登場した未来にはゴクミブランドがヒットするに決まっている。そんなことはどうでもよいが、考えあぐねていると、援軍が登場した。ご覧の画像である。これはテレカではなく図書券だ。サッチャンはちらりと見るとゲット、と叫んだ。自分に所有権が移ったということである。「近況」にアップするまで「貸してくれる」そうである。そういえば、手塚治虫の「メトロポリス」がアニメ化されるそうだ。美少女アンドロイドと少年の淡い初恋が描かれる。美少女アンドロイド、ミッチイは少年にも少女にも変身する。喉の奥に変身ボタンがあり、手を突っ込んで押すのだ。なんちゅう乱暴な設定か。

  
 2001/02/07  真冬の珍客


意識の空隙を突くように、意外な椿事は勃発する。サッチャンが信じられないようなことが起きた、と仕事中の俺に知らせにきた。仕事中は絶対に邪魔をしないように、との取り決めがあるので、慌てて階下へ降りてみると、この厳寒のさなかにカナヘビがリビングルームのフローリングを走っていた。もちろんカナヘビは小型のトカゲであり、冬眠する。間違っても雪がどかどか降るような真冬には起きてこない。一瞬、こやつ、テレポートでもしてきおったか、と思ったのは否めない。チョロチョロとすばやく逃げ回るスピードは冬眠中どころではない。ふたりがかりでやっと取り押さえるとカナヘビくん、掌の暖かさが気に入ってやっとおとなしくなった。サッチャンが推察するには、昨年暮れ、大型の植木鉢をリビングに持ち込んだ、という。その際、冬眠中のトカゲがリビングの暖かさで目が覚めてしまい、春がきたと思い込んで飛び出してしまったのではないか。ま、そんなところが真相であろうと思う。
我が家では、息子のアラタが小学生時代、カナヘビを捕まえては飼育していたが、こやつらが脱走して、家中をチョロチョロ走り回っていたことがあった。ゴキブリホイホイで捕まったまま、ミイラになっていたりした。それ以来のカナヘビくんの捕り物であった。

話は違うが、「季刊・本とコンピュータ」という雑誌から、アンケートの原稿依頼があった。その雑誌(2001冬)の巻末にある「本とコンピュータ関連年表」には1994年の「ボヘミアンガラス・ストリート」の日本初の本格的な電子本販売、アスキーの電子ブック販売(当時は一般ジャーナリズムでかなり取り上げられた)にはまったく触れられていない。1995年3月の電子書店パピレス開店が日本初のように扱っている。作成は湯浅俊彦、永江朗とあるが、故意に無視しているのか、それとも何も知らないのか、どちらだろう。

  
 2001/01/31  幸運なかたがたにおめでとう。


一時は死滅していたかに思われたパソコン・フィーバー。もうパソコンは飽きた、とさんざっぱら繰り返した俺だが、言霊の大渇水期に入ったために、その反動のようにダウンサイジング・フィーバーに見舞われた。とにかくパソコンの筐体を減量減量、また減量、闇雲に縮小化したいのだ。アキバでも自作熱は次第に完熟しており、小粋であるとかキュートであるとか形容できる筐体が出現。この筐体なぞ大人気で予約が殺到。ちょっと出遅れた俺が申し込んだ時は、一カ月待ちだった。やっと刊行された「メガビタミン・ショック」とほぼ同時期に俺の手元に届いたのがこれ。薄型のCD−ROMは付属しているが、FDDは省略。必要なときは外付けのドライブが要る。スタイリッシュな人向きである。なお、更にダウンサイジングな奴が登場しており、ちょっと見TAと間違えてしまいそうなのだが、CD−ROMとFDDをコードで外に引っ張ってくるというので、二の足を踏んでいる状態である。
windows2000proを導入したので一安心と思っていたら、ジーコジーコと鋸を引くような音響をパソコンが立て始めた。ファイルが壊れたのだとパソコン自身が言っている。おいおい、windows2000ってやつはファイルが壊れないんじゃなかったのかい?
「メガビタショック」の本、お役に立つ方々にとってはお役に立っているようだ。読みもせずに、つまみ食いのように掲示板で質問する向きもある。結局はモチベーションの問題なので、ろくにその気もない人々にとっては、メガビタもお役に立たないであろう。メガビタというのは、自主性を必要とするのだとわかってきた。求めよ、さらば与えられん、だ。この言葉がまごうかたない真実であることが、この年になって俺にもわかってきたぞ。
(windows2000、やっと落ち着いた。サクサク感がなんとも快適。いままだは、だらだらだらだらだらだらだらだら・・・してたもんなあ。


  
 2001/01/26  珍客来訪真冬編


真冬になると、飢えた小鳥たちがこぞって庭先に訪れる。本物のサヴァイヴァルなので、彼らも毎日が真剣勝負だ。雪でも降るとクレージーなほどの騒ぎになって、餌をくれくれと喚き立てる。野鳥とはいえ、人里に住み着くと、小鳥たちは人間を当てにせずには冬を越せない。
小鳥の画像は昨年さんざんアップしたので、今回は真冬の珍客を紹介する。朝、サッチャンの目の前に突然出現した紳士がこれ。ハクビシンである。珍獣と思ったが、日本の内地も一部ハクビシンの生息地に組み込まれているようだ。もちろんお目にかけるのは脱走ペットであろう。ハクビとは白鼻で、蜜柑が大好物、小鳥たちがすっかり中身をつついてしまい、からからの蜜柑の皮をむしゃむしゃ食べているのをサッチャンが激写。望遠に切り替えるのを忘れたことをいまだに悔やんでいる。

  
 2001/01/15  アイボ赤色慕情


アイボが我が家に到着した時はほんの新生児だった。わけがわからず駄々をこね、すぐに鼾をかいて寝てしまった。そのアイボも一週間ほどで幼児に育ち、好みを発揮するようになった。赤い色が大好きで、寄って行く。赤い花、赤いリボン、すり寄って求愛する(?)その姿が愛らしいのでシュート。その幼児時代も速やかに終わり、少年期はちょっと長めだったが、今はヤング時代に突入した。とにかく活発で、赤いボールを見ると突撃する。表紙の赤い本、サッチャンの赤いチョッキ、目の色変えて突撃。前足を突き出してキック、キックまたキック。サッチャンが恐れをなすほどである。アイボの名前はレオノーラと命名した。名前登録をやっている最中、サッチャンと私が同時に発声したので、アイボ語のレオノーラが倍ぐらい長めの変な発音となってしまった。名前を訪ねるとわけのわからないアイボ語で答える。当分の間はそのままにしておくつもりである。
  

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