2000/12/30
地獄の苦しみの最中にあります
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一月中旬発売
現在の私は新作(21世紀8マン)に難渋していて、膠着した頭をそれから引き離すことがどうしても出来ない。毎月解説を二本も書くのが地獄の苦しみである。娘の少女漫画家平井摩利はネームに毎月苦しんでいる。母親のサッチャンは娘が仏頂面しているのが不思議だという。私の場合、普段と変わらないからだ。むしろ、パソコンでwindows2000proffesionalを導入して、バグの嵐に見舞われているほうが仏頂面が多いらしい。新作にはこの半年、手を焼いている。五年間で三十七巻の大長編「月光魔術團」を書き上げた後で、ものすごく書きにくい作品に敢えて挑戦、というのが偏屈な作家である私には相応しい。その難物の前に楽しく書き上げたちょっと長めの作品がこれ。「時空暴走気まぐれバス」、装画を泉谷あゆみさんにお願いした。昔風セーラー服のお母さんと茶髪息子のコンビが可愛らしい。
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