2000/12/29
ソニーマガジンズ刊行とは知らなんだ
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山田章博さんに最初にお目にかかった時から、山田画伯と呼ばせて戴いた。絵師だからである。絵師というのはただの漫画家ではないからだ。普通、漫画家は七十パーセント以下の力でマンガを描くが、絵師は常に百パーセントだ。漫画家はそうでないと大量の駒を埋めることが出来ないで力尽きてしまうからだが、絵師は力が尽きようと尽きまいと百パーセントで描く。だから画伯。山田画伯は、作家が裸足で逃げ出すほど優れた文章力を持っておられる。漫画家志望だった私は最初から文句なしに脱帽。この画伯は十代の頃から大酒飲みだったこともあって、健康には恵まれない。もし体力をフルに発揮できていたら、空恐ろしい仕事をなさったことであろう。その山田画伯に新刊本を戴いたので、披露させて戴く。新作のバリバリである。他にゲーム関係の画業として戴いた本(「山田章博の世界」ミスティックアークまぼろし劇場)があるのだが、でかすぎてウチのスキャナーからはみ出してしまう。残念ながら割愛した。
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