2000/09/04
商才とは創意工夫のことなり
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商才とは何か。創意工夫に他ならない。いかなる場合には音を上げず、これは駄目だと放り出さず、最後まであの手この手で攻めてみる。早い話、ウチで頼む便利屋さん、創意工夫のある人とない人がはっきり分かれる。前の便利屋さんは頼みごとに対して、いろいろ工夫してくれた。その人がポックリ死して息子が脱サラで後を継いだ。人はよくて、仕事もちゃんとやる。しかし創意工夫はゼロ。自分が駄目だと思った瞬間、お手上げになる。そこでウチのカミさんは私を駆り出す。最後の手段だ。私はあーでもないこーでもないと考えて(考えないことのほうが多い)答えを出す。たとえば、この写真は「ネコバリヤー」と命名したもの。数年前、異常に片瀬山は野良猫がのさばっていた。(その後ネコエイズで激減)のネコバリヤーを制作した当時は、野良猫が庭に入り込んでは芝の上にウンチをする。それも必ずゲロゲロの○痢便。芝が茶色くなって枯死してしまう。そこで私が制作した猫バリヤーがこれ。これを野良猫の通路に転がしておくだけで、ぴたっと侵入が止んだ。私の手製だから、そこはそれ呪力が込められている。だからネコバリヤーを飛び越してまで侵入することはしなかった。庭の柵にバラ線を張りめぐらすのは野暮であり、これならちょっと滑稽味があって風雅(?)でもある。そこでウチのカミさんの結論。安易な仕事は便利屋に。難題はダンナに、ということになってしまったのである。あなたは創意工夫型ですか? だったら商才あり。一旗挙げてみる値打ちがあります。
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