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平井和正の「近況+」過去ログです。

全293件。5件ずつ表示。

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 2000/08/17  オークション珍品


オークション・シリーズ、話に聞くと、スーパーウルトラデラックス級のレア8マンだそうである。初めて世に出た単行本の8マンだ。提供丸美屋食品と表紙に刷り込んである。なんちゅうことだ。しかし、表紙の8マンの美しさスマートさ、刮目級の素晴らしさである。なぜこんな単行本が出たのは見当がつかない。まだ週刊少年マガジンに連載中なのである。しかも講談社ではなく東邦図書出版社だ。こんな系列の子会社があったのだろうか? 初版部数は三千部ぐらいではなかったろうか。しかも奥付けには発行年月日がまったく記載されていない。しかも表紙をめくると、疾走する8マンの姿は鉛筆描きである。桑田さんのタッチであることは明らかだが、こんなん珍しい。しかも、念が入ったことに、天地が逆にひっ繰り返っていて、当時の私のサインが書き込まれている。今とは書体の違うサインだ。
この東邦図書出版社のシリーズは二巻まで出た。そこでストップがかかったと思われる。ともかく珍しづくめの「8マン」である。

  
 2000/08/16  オークション第二弾


「メガビタミン・ショック」のコミックパートの原稿を書き上げたので、久しぶりにオークション特集に戻る。急遽、コミックシナリオを書くことになったので、先週八月八日から夜を日についで書き続けた。まあ、こんなこともあろうかと下準備しておいてよかった。余湖裕輝君とのコンビは五年ぶりだ。彼の「コミックマスターJ」で、内田勝氏激賞のタッチ、久しぶりに触れたが、物凄く絵がうまくなり洗練されているのに驚嘆。本当です。マンガを久しぶりに読むと下手になっているほうが断然多いのだ。アシを使わずに描くので神経が隅々にゆき届いている。皆さんも是非読んでみてください。この数年来、ダントツのお勧めだ。
さて、今回のオークション出品、「虎はねむらない」の肉筆原稿の複製を革装にしたもの。大学時代の作品でノンエスエフ。肉筆なので、字体が完全に変化しているのがよくわかる。私は昔から、字体が時折、大きく変化するのである。
  
 2000/08/13  地下水脈の知られざる破壊力


しばらく前に、韓国の林応承神父をこの近況で紹介した。韓国随一の水脈探知の名人、林神父によれば、地下水脈の見えざる破壊力には大きなものがあるそうだ。人間の場合は寝所のベッドの下を地下水脈が通っていると、覿面に病気になるという。建物の場合は、人間よりも更に顕著にその破壊力が表れるといい、林神父からその見分け方を教えられた。この建物は電車の窓越しに撮影した。建物の壁に異様な亀裂状の変化が生じているのがわかる。建物の所有者が慌てて塗料を塗り替えてもすぐに同じ亀裂が生じてくる。地下水脈の破壊力は、人間の肉体と精神の両面に表れると聞かされた。ベッドの場合は同じ部屋でも水脈を避ければよいが、スペースがない場合はどうするか? ベッドのマットの下に薄い銅版を貼れとのことだった。それで地下水脈の力を遮蔽するバリヤーになるそうである。まあ、お金をかけたくなければ、ベッドを移動させたほうが手っとり早いですね。
  
 2000/08/10  余湖青年at駿台曜曜社会議室


BACHIGAMIで、内田勝さんの絶賛を浴びたのがこの余湖裕輝くん。ひらりんのキャラは絶品だった。今は超マニアックな「コミックマスター」で裏世界の人気を独占しているおにいちゃんだ。私平井和正は、考えぬいた結果、「メガビタ・ショック」のポーリング博士のキャラ・デザインを彼に委嘱した。彼でなければ、ひらりんのキャラと対等なポ博士(メガビタ・ショックではポーリング博士のことをひらりんがポ博士と呼ぶので)は造形できないと結論したのである。アシなしで漫画を描くというこれまた漫画業界の常識を裏切る超マニアックな余湖青年、さすがに月刊誌一本でも息切れしているようだが、冷酷な私はそれを無視して依頼したのだ。トリックスターひらりんとポ博士のかけあいで進行する「メガビタ・ショック」(副題「なぜにどうして隠蔽する? 常識を超えたメガビタヂカラ」(冗談です)、ご期待あれかし。駿台曜曜社さんにお願い。もっと余湖青年の画稿料アップしてあげて下さい。

  
 2000/08/10  ライナス・ポーリング研究所がなにかが起こっている。


この新聞記事を読むと、ライナス・ポーリング研究所でただならぬ心変わりが起こったことが明白になった。勧める適正量が千分の一になっている。ポーリング博士の亡きあと、驚くべき変質が生じたようだ。ポーリング博士のいう「病気産業」に屈伏したのだろうか。ポーリング博士は、最晩年、教え子の共同経営者に訴訟を起こされて、苦しい思いをしたようだ。その共同経営者は研究所を相手取って、数百億の損害賠償を求めたり、しまいには自分の弁護士を訴えたり、わけのわからない好訴マニアになってしまったらしい。
現在のライナス・ポーリング研究所が、ポーリング博士の遺志を放棄したとしか思えない醜状を示しているのは、その後遺症だろうか。
  

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