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平井和正の「近況+」過去ログです。

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 2000/08/10  余湖青年at駿台曜曜社会議室


BACHIGAMIで、内田勝さんの絶賛を浴びたのがこの余湖裕輝くん。ひらりんのキャラは絶品だった。今は超マニアックな「コミックマスター」で裏世界の人気を独占しているおにいちゃんだ。私平井和正は、考えぬいた結果、「メガビタ・ショック」のポーリング博士のキャラ・デザインを彼に委嘱した。彼でなければ、ひらりんのキャラと対等なポ博士(メガビタ・ショックではポーリング博士のことをひらりんがポ博士と呼ぶので)は造形できないと結論したのである。アシなしで漫画を描くというこれまた漫画業界の常識を裏切る超マニアックな余湖青年、さすがに月刊誌一本でも息切れしているようだが、冷酷な私はそれを無視して依頼したのだ。トリックスターひらりんとポ博士のかけあいで進行する「メガビタ・ショック」(副題「なぜにどうして隠蔽する? 常識を超えたメガビタヂカラ」(冗談です)、ご期待あれかし。駿台曜曜社さんにお願い。もっと余湖青年の画稿料アップしてあげて下さい。

  
 2000/08/10  ライナス・ポーリング研究所がなにかが起こっている。


この新聞記事を読むと、ライナス・ポーリング研究所でただならぬ心変わりが起こったことが明白になった。勧める適正量が千分の一になっている。ポーリング博士の亡きあと、驚くべき変質が生じたようだ。ポーリング博士のいう「病気産業」に屈伏したのだろうか。ポーリング博士は、最晩年、教え子の共同経営者に訴訟を起こされて、苦しい思いをしたようだ。その共同経営者は研究所を相手取って、数百億の損害賠償を求めたり、しまいには自分の弁護士を訴えたり、わけのわからない好訴マニアになってしまったらしい。
現在のライナス・ポーリング研究所が、ポーリング博士の遺志を放棄したとしか思えない醜状を示しているのは、その後遺症だろうか。
  
 2000/08/07  僕らの超犬リープ(歌の文句)


オークション第二弾、それが「超犬リープ」のソノシートつきコミックだ。ソノシートなんてご存じないと思うが、ペラペラの塩化ビニールシートのレコードだ。当時の電蓄(電気蓄音機の略)で聴くと針が飛んでしまったりするので、ピックアップの上に十円玉を載せたりして聴いたものだ。レコード自体、すでに過去の産物になってしまったので、一般家庭では聴けないだろう。超レア物だ。
ソノシートの「超犬リープの歌」は「8マン」と同じ前田武彦、萩原哲晶コンビ。軽快な明るい歌である。超犬リープは、平井、桑田コンビの第三作で、「8マン」の犬バージョン。「8マン」の警視庁捜査課田中課長が、なんと警視総監に出世している。(同じ顔をしているからたぶんそうなんだろう)一度ぐらいは8マンとリープを共演させてやりたかった。
  
 2000/08/05  悲願は「ポーリング博士のビタミンC健康法」の電子ブック化なのだ。そこでオークションっ。


けっんこおはみんなのねがいっ、しごとはとってもくるしいがあっ・・・と歌いながら考える。「ポーリング博士のビタミンC健康法」を欲する人々が、入手するまでになぜ辛酸をなめる必要があるのだろう? この本は全人類にとって必須の本ではないか。巨大な健康産業の食い物にされることなく、自分の健康を守るためには絶対に欠かせない本、それが「ポーリング博士のビタミンC健康法」という本なのに。
そこで私の考えは到達点を極める。なんだ、電子ブックにしてしまえばいいのだ。電子ブックには品切れもなく在庫切れもなく絶版もない。今の紙媒体の諸悪を全て償うことが可能になるのだ。しかし、残念なことにビンボーなルナテックには金がない。「月光魔術團」第三部は紙媒体の出版社の違約によって、思わぬ蹉跌を食らった。数千万の大赤字で、ルナテックに投資する余裕を失った。しかし、ここで諦めては男が廃る。オークションに私の秘蔵本を出品する。その儲けを電子ブック化に充当する。それでも足りなければ、「メガビタミン・ショック」に関する私の収益をすべてルナテックのものにする。私自身は一銭も私腹を肥やさない。事実はこの通りではなくて、漠然としたアイディアが一気に結実したのが現在進行中の「メガビタミン・ショック」なのだが、こうして観ると、目に見えないレールがすでに敷設されていたような心地がする。
で、オークション。この近況で数回に渡り、オークション特集を試みる。出品する私の秘蔵本をアップする。まずは「幻の書」だ。幻魔大戦の主人公、東丈が書いた「幻魔の標的」をお目にかける。世界にただ一冊の本だ。とっくりとモニター画面に穴のあくほど見てやってください。

  
 2000/08/03  ウメちゃん登場す


「メガビタミン・ショック」の本造りが本格的にスタートした、今日は記念すべき日だ。ウメちゃんにとっても我々にとっても。瓢箪から駒が出る、という古い諺がある。予期せざる珍事だ。駿台曜曜社は駿河台にあり、私の母校中央大学に通った地だ。四十年前の話だから、もちろん当時の面影はない。中央大学も八王子という蝮が出るという過疎地に引っ越してしまった。もはや中央ではなく辺境大学であります。その駿台曜曜社さんは「ADVANCE」なる大学入試の雑誌を編集しておられるということで、私平井和正にインタヴューを依頼された。担当者が私平井和正の古くからの愛読者だというご縁ゆえだ。私は長い間、インタヴューに応じたことがないのだが、この時ばかりは微妙に霊感的琴線が震えはじめた。二時間の予定が一時間半伸びての長丁場になり、インタヴューの最後に、話題がビタミンCに焦点を合わせたのはいかなる天の配剤か。「ビタミンC」の本を書いて戴けまいかというメールを頂戴したのは、その翌日だった。癌という難病を負っていたウメちゃんは、まるで最初からレールを敷かれていたように、スムーズにこの画面に登場したのであった。
  

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