2000/07/22
高橋留美子スピーキング2
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前回の近況、間違えて画像をアップ。間違えるのが日常茶飯事になってしまった。大抵は画像ファイルのサイズを間違える。リサイズしたのを用意しておきながら、旧画像をアップして、しまったでかすぎたという騒ぎ。疑い深い向きがいるので、この通りでございます、と目次を披露しようとしたが、それでも信じてくれない更に猜疑心の強い向きに、出だしの一ページだけ、ちらっとお目にかけることにした。でも、最初の一ページだけ本物だが、中身は白抜きだろうなんてまだ疑われるかもしれないな。 高橋留美子さんが首を縦に振らなかった理由は、留美子さんと出版社の関係が生々し過ぎるということに尽きよう。十年立てばクールになるかと思ったが、やっぱりならなかった。しかし、作家の全身像を描くのは文学的なワークであると思う。具合の悪いことを全部削り落とすなら、そんなものは文学の残飯になってしまう。作家の人間性に迫ることが意図であって、こうなれば何十年待ってもよい。1900年代の後半から出現した、高橋留美子という不世出の漫画家をトータルに描く作品として、この「高橋留美子スピーキング」を後世に残すことにする。
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