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平井和正の「近況+」過去ログです。

全293件。5件ずつ表示。

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 2000/07/19  富士山の主の話


がらり、と変わって、富士山にかかった笠雲の画像をアップ。最近、富士火山帯の蠢動がまたしても顕著になった。霊峰富士、と昔から呼ばれるけれども、霊能者に評判が悪いのもこの富士山。物凄く霊的な磁場がよくないのだ、とさんざん聞かされた。そういえば、漫画版の「幻魔大戦」霊峰富士に巨大な幻魔火竜が巣喰っておりました。大噴火を前に、無数の野生動物たちが避難して行くシーンも。当時は知らなかったお話。江戸時代、宝永四年(1707)今の御殿場市の浄光寺の住職が、信じられぬ光景を見たという。夜半から騒然となったので外を覗くと無数の野生動物が甲州へ向けて走って行く。この大移動は明け方まで続き、最後に身の丈三メートル、背中に二本の角、巨体のあちこちに目が散らばっているという奇怪な生き物がやってきて、それを最後に大移動は止んだ。古老の話では富士山の主だそうな。富士山大噴火の前夜の出来事だったという。出たばかりの「ムー」八月号の付録で読んだ記事であります。近くにお住まいの方、カメラを常備して、富士山の主の激写、お願いします。
  
 2000/07/17  新井素子さまご旧影


あれ、こんなところに、という感じで出てきたのが、この新井素子ちゃんご幼少の砌の御真影であります。勝手にアップしてしまって御免なさい。近況ネタでは阿修羅の平井和正です。拙宅をご訪問のこの素子ちゃんは中学二年生だったと思う。紙袋に入れて持参したのが「絶句・・」という作品。とうとう見せる勇気がなくて持ち帰ってしまったそうだ。もしその時私の目に止まっていたら、新井素子の発見者は星新一さんではなく平井和正だったかも。でも、星新一さんに発見される運命であり、それが素子ちゃんにとっても最良だったのでしょう。どこかの掲示板で「おたく」論争があったそうですが、アダルト犬神明は他人をともすればお宅呼ばわりする癖があったのは確か。ある意味無頼なルポライターという一種の文筆無宿の犬神明にとってはお宅呼ばわりがしっくり身についていました。後世の「オタク」とは何の関係もありません。英語のyouは、文脈次第で翻訳は千変万化。犬神明にとってのyouはお宅だったわけです。
  
 2000/07/14  彗星のように去った彼


映画「狼の紋章」のスチールがどこからか出てきた。これは「狼の紋章」において、一、二を争う有名なシーン。羽黒獰を演じる松田優作のオーラが素晴らしい。松本監督によると、犬神明はどうしても松田優作で行きたかったのだが、なにせ彼はこれがデヴュー作、一方はスター志垣太郎。会社に納得させることは出来なかったとのことだ。
一度だけ松田優作と「アップル亭」で話を交わしたことがある。底知れない厚みを内部に抱えた青年だった。なぜか、私の口に言葉が宿り、「あなたは三十代になったら素晴らしい役者になりますよ」と言ってしまった。確かにその通りだったのだが・・・
  
 2000/07/11  konagona


「近況」って、ずいぶんまた窮屈なネーミングをしちまったもんだなあ。つくづく後悔。「近況プラス」と改題しようかしら。掘り出し物大作戦のケースは、現在の私が掘り出し物をやっている、ということで無理やり関係づけた。多種多様な掘り出し物があった。たとえば中学二年生の新井素子ちゃんが初めて拙宅を訪問した時の写真とか。珍品です。水探し(ウォーターダウジング)の才能を認められ、韓国まで天才的水占い師の神父さんに実地指導を受けに出かけた写真。高橋留美子さんに大インタヴューを敢行、労作の「高橋留美子スピーキング」分厚いワープロ本。(留美子さんの承諾が得られず、本として刊行はならず)
近況にもっとも近いと言えば、五月の旧誕生日(三年前から誕生日は取り止めた)に出かけた軽井沢、鹿島の○ホテル。評判がいいはずのホテルなのに、部屋はヘヴィスモーカーの○田さんが十名参加して徹夜集会したような、物凄い煙草臭が部屋中に立ち込め、一晩中窓を開けたり閉めたり、全然寝られなかった。ウチのカミさんがマネージャー宛に抗議の書き置きをしてきたが、何の音沙汰もなし。(普通は必ずマネージャーの詫び状がくる。リピーターを失えば避暑地のホテルの未来はないからね)運が悪かったというしかない。そういうホテルなのだ。その朝食、カリカリに焼けすぎて、フォークの先で粉々に砕けるベーコンを激写。そのうちホテルも粉々に砕けそう。
  
 2000/07/08  これが本物の近況


近況ネタが切れた、と叫んでいると、神さんが肩を叩いて、そこにあるじゃん、と言う。見ると床にずらっと並べて(単に置き場所に困ったのだが)ある、グラナダテレビ、NHK版と称される「シャーロック・ホームズ全集」ではないか。ジェレミー・ブレット主演のホームズ、一目見てがーん、と来た。日本のテレビ局は銭形平次だ。こっちはホームズだ。「シャーロック・ホームズさえあれば後は野となれ山となれ」のホームズだ。シャーロック・ホームズ全集が欲しい、と吼えていると、ウチのカミさんが取り寄せてくれた。五年間、ずっと仕事に励んできたのだから、まあこれくらいは当然か。
あまりにもったいなくおそれおおいので、全二十四巻のうち、二巻しか拝んでいない。日本文化の悪口は言いたくないが、テレビ局だけはちょっとな。まあ、年寄りがオッ死ねば、自然と滅びるけど。
近況ネタは最初から、本城に七月半ばぐらいしかもたないと言っておいた。座業でデスクにしがみついている作家に、近況ネタなんかそうざらにあるもんじゃないんだし。こんなもんは近況じゃない、とクレームがつけば、早めに手仕舞するしかないのだ。おまけに、私平井和正と勝手に懇意な関係を作り上げる電波系の奇天烈人間が入り込み、無闇に興奮して、人さまを罵倒したりするものだから、玉石のような特殊なネタは取りやめにするしかない。
いやあ、世の中は難しいっす。

  

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