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平井和正の「近況+」過去ログです。

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 2000/06/13  本日到着アダルトウルフガイ七弾の見本でございます。


1960年代末期、最初のウルフガイ小説を書いた時、アダルトという英語には、スケベとかインランというワイセツ語の語感は皆無だった。ポルノという言葉すら、一般人は耳なじみがなかった。エロと云わなければだれにもわからない時代だったのだ。
ポルノビデオ産業が起こって、色情を商品化した連中が、アダルトという英語を、エロと同義に仕向けたのだ。神よ、彼らを呪ってください。アダルトウルフガイが変な目で人々に見られるようになったのは一重にこいつらのせいなのです。エイトマンというエロビデオ企業まで出現した。エイトマンだと? 南無八幡、というくらいで、八幡さまは武神でおっかない神様だ。もとを辿るとエホバに行き着くのだから、無事には済まない。神罰というのは本当にあるのだ。そしてアダルトウルフガイ、犬神明は、移動式神の依代と呼ばれている。すなわち彼こそバチガミさまだったのだ。彼とかかわりあうワルモノどもがみんな滅びたのは当然である。
そのアダルトウルフガイ物語が、ハルキ文庫で出ている。その最新刊の表紙をお目にかけましょう。泉谷あゆみ画伯の描くアダルト氏、なかなかハンサムです。この画面の中心にいる美少女は、私の全作品の中でもダントツの美少女でしかも邪悪。瞳が赤いのは邪悪の証でしょうか。六月十八日発売だそうです。手に入りにくいのはすばやく書店から姿を消してしまうせいらしい。最近では各社とも営業部が極限まで部数を絞るので、いつまでも書店に残っているのは売れない本だとか。売れる本は部数が少ないので、足が早いのです。お買い求めはお早めにどうぞ。
  
 2000/06/13  スーパー老人田村さんから献本された


スーパー老人田村さんから自著がどかっと送られてきた。私のホームページで、田村さん特集をやらせて戴いた、と伝えたところ、折り返し返事があって、現況を教えられた。田村さん、昔は公官庁にコンピュータを納品したこともあるのに、学友のせいでコンピュータ・コンプレックスに陥ったのだそうだ。なぜかというと、富士通や日立のコンピュータ開発に尽力したようなエライさんばかりで、やる気を無くしたらしい。まあ、そんなことおっしゃらず、八十路でも遅くはありません。ウチのかみさんがわたしですらコンピュータをやってますよ、と言葉を添えておりますぞ。
さて、贈られたのは古代史物ばかりで、健康関連のものはない。健康、健康でうんざりしている方もおいでらしい。しかし、死んだら命は無くなるし、田村さんのように八十路でもピンシャンして著作に励むことも出来ないのだから、やっぱり健康はアルファにしてオメガだと思うのだが如何?

生憎、私は古代史に弱い。てゆーか、これまでの古代史、いくら読めども面白さを覚えなかった。学者先生のボーンヘッドぶりが大嫌いなのである。素人にもわかる面白さを与えるのが、プロってもんで、学者なんかその非才ぶりを見るとシロート以下である。
田村さんの著作は実にわかりやすい。論拠をどんどん列挙して、ボーンヘッドの学者さんに迫る。しかし、素人衆の田村さんに言い負かされては大変、学者たちは完全無視を決め込むのである。情けねえな、おめーら。プロの作家だって、アマチュアの凄い作品を読まされたらシャッポを素直に脱ぐんだぜ。
だから、私は学者指向の小松左京の京大人文研への傾斜ぶりに大いに反発した。学者センセイに自分の小説読ませてどうしようっての? 相手は素人なんか最初から相手にしてないのに。

そんなわけで私の学者連中(特に日本の学者)への評価は甚だ低い。自分の師匠の箱庭の中で自説を終始させないと、師匠に破門されたりして、出世は不可能になるのである。そんな莫迦な連中が仕切ってる日本古代史、時間の浪費だから読めないのだ。
田村さん、科学者だけあって、頭がハチャハチャな古代史を縦横無尽に斬ってしまう。論拠は整然。反論できないので、無視するしかない学者たち、お気の毒であります。後世の史家が云うことは決まっている。曰く、無能なり。

  
 2000/06/13  投稿少年だった赤塚不二夫と私平井和正


1950年代、私が小学生から中学生にかけて、現在の超有名漫画家を投稿少年にした少年漫画雑誌があった。それがご覧に入れる「漫画少年」である。手塚治虫に上京を決心させ「ジャングル大帝」を連載させた幻の「漫画少年」、国会図書館にもわずか四冊しか在庫がないという。
藤子不二雄、石ノ森章太郎(当時は小野寺章太郎)赤塚不二夫などが投稿少年の頃、私、平井和正も小学校六年にして投稿少年の仲間入りをした。この漫画少年、漫画家だけでなく作家、画家、イラストレーターの大御所たちが投稿の常連だった。筒井康隆、眉村卓、横尾忠則などなど。
この写真は後年、投稿少年たちの世話をした寺田ヒロオ氏(物故された)が、「漫画少年」の軌跡を残そうと苦労された目録、代表作品復刻版である。その投稿少年から漫画家への推移は映画「トキワ荘の青春」に描かれている。私など五、六回も繰り返して、ビデオに見入ってしまった。赤塚不二夫が編集者に、漫画を諦めるように言い渡されるシーンは圧巻。だれかさんにそっくりじゃないか、君には個性がない・・・そのだれかとは無論、手塚治虫であり、投稿少年の大部分はだれかさんにそっくりであり、ほかならぬ私自身もそうだったのである。この復刻版には投稿時代の赤塚不二夫のハガキマンガが載っているのだが、発掘作戦で発見した私自身のハガキマンガは、赤塚不二夫の絵にそっくりで、私はしばらく物思いに耽ったのであった。赤塚不二夫となら競争する自信があったのだ。目標としたのが、天才少年石ノ森章太郎だったのが、間違いのもとでしたな。

現在、近況は水曜日と土曜日に更新が多いらしいのだが、今週以後、スケジュールが立て込んできたので、本日のアップとなった。
  
 2000/06/10  最近のアライグマ情報


片瀬山の駐在所勤務のポリスさんが出している新聞を披露します。アライグマ情報を掲載。駐在所勤務の警察官は数年置きに交代しますが、いつだったかのお巡りは駐在所にいたためしがなく、夜は赤いランプを消していたっけ。暴走族のマトにされるのが恐かったという噂です。こういうのは○金泥棒と悪しざまに云われるし、悪名高き神奈川県警、ボコボコにされているのに通じるでしょう。今のポリスさんは、画像に見るような可愛い新聞を出したりして、評判がよい。誠実で熱心な警察官、肩身が狭いご時世で可哀相です。今の警察、奈落へ更に沈むのは必定、今までの積悪が全部暴露されるからです。早く新世紀第二警察機構を作り、真面目な警察官を引き取るようにしたらどうかと提言したりして。アメリカだって州警察もあるし保安官もいる、FBIだってある。日本に警察が一個しかないというのは口惜しいですな。アメリカに負けるな。競争原理を生かした複数警察機構が望まれます。(かなり本気)

  
 2000/06/10  秘蔵胆石写真


さてお待ちかね、秘蔵の胆石写真をご披露。この胆石は、最初の排出ですから、1986年あたりだったかな。ちゃんと綺麗に水洗いしましたよお。最初は象牙色だったような気がする。経年変化で茶色に変色しました。しかし、こんなものがわが胆嚢の内部におさまっていたかと思うと、やはり気色が悪い。メガ布海苔療法で、数百(到底数えきれん)の破砕片が一面に浮かんだのであります。
胆石、私のものみたいに巨大でなくても、砂粒大でも悪さをしますよ。肩凝り、頭痛、苦しみ続けている人々が沢山います。メガ布海苔療法、試してみる価値はあると思うなあ。(これをご覧になる人々はきっとまだ若年で、人生の垢や澱のような結石をまだ溜め込んでいないのでしょう。しかし、肉食をしている人間は必ず結石を体内で組成しますぞ。あ、胆石と結石、違うものだと思っている人がいるようだけど、胆石は胆嚢内部に組成された結石です。私は胆石のほかにも、尿路結石を患って、ひどい目に遭いました。胆石症よりずっと過激じゃないかっ)
胆石、というのは私の場合、ひとつの比喩であって、心に溜め込んだ垢や澱のことを考えさせてくれます。しかし、メガ布海苔療法も心の垢には効き目がないことであるよなあ。慨嘆の顔文字ってあるんですかね?

  

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