2000/06/13
スーパー老人田村さんから献本された
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スーパー老人田村さんから自著がどかっと送られてきた。私のホームページで、田村さん特集をやらせて戴いた、と伝えたところ、折り返し返事があって、現況を教えられた。田村さん、昔は公官庁にコンピュータを納品したこともあるのに、学友のせいでコンピュータ・コンプレックスに陥ったのだそうだ。なぜかというと、富士通や日立のコンピュータ開発に尽力したようなエライさんばかりで、やる気を無くしたらしい。まあ、そんなことおっしゃらず、八十路でも遅くはありません。ウチのかみさんがわたしですらコンピュータをやってますよ、と言葉を添えておりますぞ。 さて、贈られたのは古代史物ばかりで、健康関連のものはない。健康、健康でうんざりしている方もおいでらしい。しかし、死んだら命は無くなるし、田村さんのように八十路でもピンシャンして著作に励むことも出来ないのだから、やっぱり健康はアルファにしてオメガだと思うのだが如何?
生憎、私は古代史に弱い。てゆーか、これまでの古代史、いくら読めども面白さを覚えなかった。学者先生のボーンヘッドぶりが大嫌いなのである。素人にもわかる面白さを与えるのが、プロってもんで、学者なんかその非才ぶりを見るとシロート以下である。 田村さんの著作は実にわかりやすい。論拠をどんどん列挙して、ボーンヘッドの学者さんに迫る。しかし、素人衆の田村さんに言い負かされては大変、学者たちは完全無視を決め込むのである。情けねえな、おめーら。プロの作家だって、アマチュアの凄い作品を読まされたらシャッポを素直に脱ぐんだぜ。 だから、私は学者指向の小松左京の京大人文研への傾斜ぶりに大いに反発した。学者センセイに自分の小説読ませてどうしようっての? 相手は素人なんか最初から相手にしてないのに。
そんなわけで私の学者連中(特に日本の学者)への評価は甚だ低い。自分の師匠の箱庭の中で自説を終始させないと、師匠に破門されたりして、出世は不可能になるのである。そんな莫迦な連中が仕切ってる日本古代史、時間の浪費だから読めないのだ。 田村さん、科学者だけあって、頭がハチャハチャな古代史を縦横無尽に斬ってしまう。論拠は整然。反論できないので、無視するしかない学者たち、お気の毒であります。後世の史家が云うことは決まっている。曰く、無能なり。
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