2004/07/25
新千年紀8マン登場
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DEEPを書いている。この物語の丈や三千子はもはや十七歳ではない。私の主人公は十七歳が多いのだが、それはこの年齢がもっとも神秘的であるからだ。十六歳はコドモであり、十八歳はすでにオトナになってしまう。だから、十七歳の主人公やヒロインだと私の筆には神秘の速度が乗り移る。信じられないような速さで文章が次々に伸びていきとどまることがない。 だが、今は本当に過去の栄光が嘘のようだ。足どり重い昔の幻魔大戦執筆時の言霊が戻ってきてしまった。まあ、愚痴はともかく、リブリエ・ファイル三弾目をお目にかける。この小説はまだほとんど人目に触れていない。七月鏡一さんにお願いして読んで戴いただけである。BLUE HIGHWAYSの直接的な続編というわけではないが、このBLUEシリーズは一種の象嵌構造を意図して書いている。∞BLUEとの連環もいずれ生じるという書き方であり、新千年紀8マンの全体像は数年後に出現するだろう。マシナリーという存在、ただいま大好評の攻殻機動隊のアニメに登場する電脳サイボーグとは一線を画するティストを持たせるつもりである。つまり1960年代の8マンとも異質なのだ。
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