2004/07/17
リブリエでご挨拶
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ご覧の通り、全20巻[ABDUCTION]の第一巻目の表紙である。元はフルカラーだが、モノクロになっても結構綺麗なのがうれしい。 実を言えば、これは平井アラタの試作サンプル・ファイルであり、[ABDUCTION]シリーズがそのまま収録されるわけではない。私としてはe文庫の全作品がリブリエで読める日が近からんことを夢見ている。 リブリエはとても軽くて本に匹敵する至極読みやすい読書専用端末である。もっと安くなればいいのに、といわずにはいられない。早くカラー化しないかなあ。私、平井和正は、十年前からその日を夢見て、イラストの全カラー化をめざしていたのである。正直いって、イラストの入らない本は不完全なシロモノだとおもってしまう。なにやらとても物足りないものである。イラストがない本のほうが高級だという社会通念は根底的に誤っている。そして私は絵のない本が嫌いだ。
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