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平井和正の「近況+」過去ログです。

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 2004/07/17  リブリエでご挨拶


ご覧の通り、全20巻[ABDUCTION]の第一巻目の表紙である。元はフルカラーだが、モノクロになっても結構綺麗なのがうれしい。
実を言えば、これは平井アラタの試作サンプル・ファイルであり、[ABDUCTION]シリーズがそのまま収録されるわけではない。私としてはe文庫の全作品がリブリエで読める日が近からんことを夢見ている。
リブリエはとても軽くて本に匹敵する至極読みやすい読書専用端末である。もっと安くなればいいのに、といわずにはいられない。早くカラー化しないかなあ。私、平井和正は、十年前からその日を夢見て、イラストの全カラー化をめざしていたのである。正直いって、イラストの入らない本は不完全なシロモノだとおもってしまう。なにやらとても物足りないものである。イラストがない本のほうが高級だという社会通念は根底的に誤っている。そして私は絵のない本が嫌いだ。


  
 2004/07/12  ライトノベル


ライトノベル(light novel)というのが流行りだそうである。軽音楽、というのはあるが、私の世代の作家たちは軽小説というのは聞いたことがない、と口を揃えていっている。[ライトノベル完全読本]という本がこの七月に刊行される。南山宏こと旧友の森優がインタビューアをやる、というので、急遽、私も普段考えていることを述べてきた。折りも折り、[エスパーお蘭]という四十年前の旧作が突然話題になっているそうである。そんな古い作品をだれが読んでいるのかな、といいたくなる。読んでいないひとのほうが多数派ではないのか。そこで、急遽、掘り出し物として[エスパーお蘭]を塩サイトでご披露することにした。お楽しみに。私自身、内容がおぼろになっているため書架から引っ張りだして読んでみたところ、十分に楽しめた。面白いのである。作家みずから保証します。
  
 2004/07/07  早く花火を盛大に打ち上げたい


このサイト、めっきりダレてしまっている。リューアルもないし、当然のことかもしれないが、発表をまだ押さえているニュースはいろいろあるのだ。時期がこなければ、おおやけにできないのはジレったい。
この画像、21世紀はロボット時代であるから、ちょっとの間アトムももてはやされたし、(高田の馬場駅ではいまだにアトムのテーマだ)お古いところを掘り出してみた、という感じなのだが、平井和正の処女作品[レオノーラ]を採録したという点で私的には画期的だ。まさかあんな古い作品を読んでいる人がまだいたとは、ってな感じである。
だが、実は今私が手がけようとしているのが、[ブルー・ハイウェイ]でスタートした「BLUE」シリーズなのである。採録された「レオノーラ」を眺めているうちに、処女作とは作家のすべての萌芽を内包している、という普遍的な意見に頷けるものを見いだしてしまう。しばらくお待ちになれば、びっくりするような花火が夜空に打ち上げられるのをみなさん、ご覧になれると思うが、それまでに現在執筆中の「幻魔大戦deep」をアップし、「BLUE」シリーズに取りかかれればいいと願望している。


  
 2004/06/25  ついに捕らえた!


歌うウグイス激写

ついにやりました。きっと神様が気の毒に思って、ウグイスを差し回してくださったのでしょう。ウグイスはおそろしく用心深い小鳥で、これまで人前に姿を見せたことは一度もありませんでした。分厚い藪の繁みの中で歌っている姿をまさかテレビアンテナの上で目撃できるとは。
前回、ウグイスについて述べたとき、[明朗くん]と[おごそかくん]についてはふれませんでした。裏の小藪にやってくるのはこの二人連れだとばかり思っていたのです。ところが、なんとテレビアンテナ上で歌うウグイスは一人二役の声色を使いわけていたのです。
なぜ明朗くんでなぜおごそかくん、と呼び分けたかといえば、明るい音色で朗々と歌う、明朗くんとまったく違う、おごそかに歌うおごそかくん、まさか声色を違えていたなどと夢にも思いませんでした。同じ場所で歌うのはオスのカップルゆえ、変だなとは思っていました。ライバルで恋敵のオス同士がつるむのはおかしい。けれど同じ場所で啼き分けていた明朗くんとおごそかくん、まさか二人一役だったとは。ウグイスの谷渡りまでちゃんと啼き分けていたんですよ。名人芸ですな。

  
 2004/06/15  片瀬山の外飼い猫


サッチャンねたなのだが、撮影者は平井和正である。片瀬山には非常に珍しい外飼い猫がいるという。私はサッチャンにそそのかされて、朝四時起きする破目になった。最初は時間が遅すぎて猫の姿がない。いや、その前にはデジカメ持参ででかけたのだが、猫の目が化け猫のようにストロボで光ったため失敗。三度目に望遠レンズつきの銀塩カメラでようやく捕らえた。サッチャン命名の[外飼い猫]というのは、家のなかに入れて貰えず玄関の外のダンボール函で暮らす猫のことである。餌は貰っているしこぎれいなので、野良猫とは違うらしい。ただ、家の外で飼われている猫なのである。日本では古来より猫は家の中で暮らすもの。さもなければ鼠を捕るという猫本来の使命が果たせないではないか。
外飼い猫という存在にはかなりな疑問があるし、抗議行動を起こすべきなのかもしれない。猫に演説しても仕方がないし、猫は早朝に起こされてぼーっとしているのみであった。


  

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