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平井和正の「近況+」過去ログです。

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 2004/05/15  ミザリーな気分だなあ


で、松下さんの○グマなんだが、こればっかりはコメントするのを遠慮したいのである。かなり長い間どうしようかと考えたが、ブロードバンドでコンテンツを購入できないのは致命的としか思えない。わざとひどい画面にしたのではないが、映り込みが激しくて、どう撮影してもだめである。映り込みというのはテレビ画面に室内の風景が映ってしまうことで、受像機メーカーはずいぶん苦労した過去がある。松下さんともあろうメーカーがなんとかならなかったものであろうか。リブリエと比較するのはよそう。なんともはやお気の毒としかコメントしようがないからである。
  
 2004/04/25  風向きが変わった


人生の節目、そんな瞬間が十年前に訪れた。日本初の商業電子出版を目指した瞬間だった。奔流のように訪れた言霊が、私にその機会を与えてくれた。[ボヘミアンガラス・ストリート]がそれである。半年間で九冊分の原稿を一気に書き上げた。当時の状況は、非商業的作家が自分の本をサイトに置いていたが、課金システムが欠如しているため、数冊売れたり売れなかったりという有り様であったらしい。(律儀に送金してくる読者がそれでも少しはいた)
当時はインターネット時代到来前で、パソコン通信全盛期であった。そのパソ通業者の大手を10社糾合して、[ボヘミアンガラス]を大々的に売りにかかったのが、本城剛史というこのサイトの管理人である。一桁しか売れなかった電子本が突如四桁に急上昇した。
その売れ行きを傍観していた人々が慌てて電子出版社を作ったが、エロ小説(今は官能小説と品よく呼んでいる)を除くと微々たる売れ行きだったそうだ。
電子出版の夢にとり憑かれたわたしは戦略的方針を定め、超大型大長編を続々書き続けることになった。もちろん言霊が協力してくれなければ、私の本来の作品生産量は年間一、二冊に過ぎない。十年間で八十冊の本を書き上げるのに言霊抜きでは絶対に不可能だった、と断言してもいい。
その電子出版の夢が今、この画像に結実している。私の目は未来を透視しっぱなしだから、このモノクロのeペーパーの面に素晴らしいオールカラーのイラストを視ている。
この読書端末は日本で初めて姿を現したモノクロのテレビ受像機と同じだ。その未来を視ることができる人々だけがオールカラーの美しい画面を想像できるだろう。



  
 2004/03/31  ついに登場、グーテンベルグ以来の革命!!!


三個もビックリマークをつけたのは、ソニーのeペーパー読書専用端末であります。
実のところ、この専用端末の仕掛け人は、ご存知内田勝さんで、1994年のボヘミアンガラス以来の電子書籍に懸けた私の夢をよく知っている内田さんが乾坤一擲のラストワークとばかり、ソニー本社のUさんに持ちかけて、スタートした企画だったのです。
以来、三年間の並々ならぬ努力がやっと実って、内田さんはこの三月末日をもって「LIBRIE」の登場により、手を引かれる。グーテンベルグ以来の革命というべき大転換の幕を開いたのが内田勝さんであることを、みなさんはこれでご存知なわけです。
未来の夢、電子書籍とはいいながら、わがe文庫を除いて、他社の電子本屋さんは惨憺たる地を這うような成績しか残せず、討ち死に続出か、と思われた今、救世主のごとく出現した「LIBRIE」、この垢抜けた容姿をとくとご覧くだされ。瀟洒であり、垢抜けております。私は内田勝さんのご好意ですでにこの手におさめたのであります。
Uさんが三年前、大丈夫でしょうか、この企画、成功するでしょうか、と不安期待に満ちた表情で私に問い掛けたことは終生忘れられないと思う。大丈夫、e文庫は他社の百倍ぐらい儲けています、と私は答えたのであった。現在、電子書籍についてだれよりも詳しいわがホンジョーによれば、三千セットを売った、「月光魔術團」シリーズは燦然として輝くダントツの記録ホルダーであるとのこと。なにしろワンセット三十八巻だものなあ。近々ホンジョーから発表があると思いますが、この大シリーズが想像を絶する新たなメディアで登場することになりました。みなさんも是非、ご声援ください。


  
 2004/03/22  こりゃなんじゃ第三弾


コーヒーの表面に描かれた絵である。サッチャンは一頃、つる姫(土田よしこ・つる姫じゃーっ)のキャラに凝っていたが、いつしか忘れたらしい。そのサッチャンの新作がこれ。カッパである。「カッパの飼い方」(石川優吾・集英社刊)にサッチャンは突如として嵌まったからである。先年、「ぼのぼの」に嵌まったサッチャンならではのことと思う。これはカッパの幼獣からの飼育法を詳述したマンガで、不思議なリアリティーをかもしだす作品。第一巻が出たばかりだが、第二巻も近日刊行というので、とても喜んでいる。不思議な漫画家さんですなあ。
ヤングジャンプに連載というので、近く同誌を購読するハメになるかも。

  
 2004/03/19  不思議な物件


こりゃなんじゃ第二弾
道路に面した場所で発見の物件だが、これも奇態なものである。ミニチュアの鳥居なのだが、いかなる理由でこんなものを作ったのだろう。ご神体は鳥居の向こう側にある岩石のかけらであろうか。犬猫の糞うんぬんの掲示があるが、このミニ神社はそれと関わりがある? ずいぶん頭をひねったが判然としない。どなたかこのミニ神社に命名してくれませんか。なにかご利益があるかも。


  

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