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平井和正の「近況+」過去ログです。

全293件。5件ずつ表示。

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 2004/03/02  なんじゃこりゃ、第一弾


なんじゃこりゃ、とタイトルしたミニ・シリーズを開始。
東伏見にほど近い路上で発見した珍奇なぶらさがりカラス。カラス除けなのであるが、どう見てもカラスが怯えるとは思えないのが難である。しかしなかなかのユーモアあふれる傑作なので、連れのサッチャンに頼んで、はいポーズ。付近住民のお手製であるらしい。
余談だが、拙宅では[ブラサガラス]という商品名の中国製カラス除けを長らく使用していた。経年変化のため風化し単なる残骸と化してしまったのだが、これは本物のカラスそのもので、最初のうちは、だれもが飛び上がるほど驚いた。カラスはもちろん、それをぶらさげた本人までがうっかり庭に入ると飛び上がったほどである。

  
 2004/02/23  リアルビワの葉星人


恐怖の無歩道シリーズ第三弾を準備していたのだが、書き込みになにか波動の粗さが混じり込んでくるようだ。告発の波動が呼び込むのかもしれない。
そこで、ビワの葉星人第二弾に急遽スィッチ。最初のビワの葉星人は冗談がちょっとオーバーラン、本気になれなかった向きもあるらしい。実用的なのはかぶれないタイプのソフトな絆創膏を切り取って貼りつけるやり方なのだが……メガネ使用の方は、メガネに挟み込んで使うやり方もある。ビワの葉は適当なサイズにカットして用いる。サッチャンは現在、シーズン到来の花粉症で目が痒くなる症状対応、ビワの葉の効用をお試し中であります。花粉症でお悩みの人々、ご期待あれ。



  
 2004/02/09  恐怖のパニック陸橋


これぞ、極めつけの恐怖道路。何度もテレビで問題提起したが、行政者側は黙殺して憚らない。陸橋である。巨大なバスがすれ違うと、歩行者は陸橋の外に飛び出さないことにはガードと車体の間ですりつぶされてしまう。眼下には横須賀線が走っているからいずれにせよ、命はない。
この道路(陸橋)は付近住民の生活道路であるから、自転車や徒歩の人間が使用している。命を的に今日も彼らは往く。私はどうしてもこの陸橋を歩く勇気がなくて、バスのフロント越しに撮影したのであった。

  
 2004/02/06  恐怖の細道


書きすぎで十キロ肥満した体重を落とすために、毎日散策に出る。大抵一時間ほどだが、気が向くと大船駅から藤沢駅まで歩いたりする。十キロ以上あるようだ。知らない道、知らない町を歩くのは興味深い。恐ろしい道もある。歩道がほとんどなかったり、完全になかったりする道路である。ご覧の画像は、湘南モノレールの下の道路なのだが、車に載った連中は、高速道路と誤解するのか、時速四十キロ制限を無視して八十キロで疾走することも平気である。この歩道、実測で四十八センチしかない。目安として携帯電話を開いて置いて見た。開いた状態で十八センチほどある。私がしゃがみこんでいるすぐ横を八十キロの猛スピードで車が掠めて過ぎる。
この四十八センチという歩道の幅は、信じられない発想から生まれたものだ。この歩道を足の弱った老人や幼児が歩くのである。母親と並んで歩くことももちろんできない。足弱の老人はバランス感覚が失われており、すぐによろめく。想像力というものを持ち合わせないこの国の行政者、正常な人間と呼べるのだろうか。

  
 2004/01/26  ビワの葉星人


ビワの葉第二弾をお送りする。爆笑されるのは覚悟の上。サッチャンによると私はビワの葉星人だそうである。本年──2004年1月9日、インスピレーションが稲妻となって頭上に落下してきた。温熱療法はマチガイである。なぜなら、がんばっても治療時間はコンニャクが冷めるまでの20分間程度だからだ。しかし、実際問題としてコンニャクはずっしりと重く、顔面に装着するやり方も困難で、治療する間手でしっかり押さえているため、肩こりがする始末だ。しかし、ビワの生葉を常温のまま顔面に貼り付けるのは困難ではない。メガネをかけたまま、仕事も可能だ。しかもビワの葉が乾ききるまでの数時間、顔面に貼り付けたままでいられる。
以上がインスピレーションの全容であった。ビワの生葉の薬効成分は、皮膚の体温によって揮発し、皮膚の深部まで浸透する。
この療法は私の発明ではない。本来、これは痛みを取り去ることで卓効が認められている自然療法なのである。ちなみにビワの葉が潤沢に手に入らない場合は、乾燥防止のためラップにセロテープで留め、つるつるした葉の表面を痛む患部に張り付ける。これはまさしく劇的な効果があるという。外傷や火傷に、頭痛、のどの痛み、咳には胸と背中に貼る。事実、しつこい気管支炎を患ったとき、私は足浴に加えて、ビワの葉を胸に貼りつけておいたら、三ヶ月の間つきまとわれた気管支炎が見事に治ってしまった。
今回の眼精疲労への応用は、その布石があったからである。驚くべきことに、治療開始の当日から効果が現れ、冷たい北風の中に日課の散策に出たとき、いつもはたちまち漲り溢れる涙が頬を伝うこともなかった。しめた、これでやっと四年越しの執拗な眼精疲労とはおさらばだ、と私は歓喜をこめて叫んだのであった。事実、本日1月26日現在まで涙目、メヤニの症状は一度も復活していない。
これは一切嘘偽りのない私平井和正の体験記である。やり方は簡単、ビワの生葉を適当なサイズに切り、絆創膏で貼り付けるだけ。私のケースでは、ビワの葉が折り曲げると砕けるまで貼りっぱなしにしておく。夜の間ずっと貼っておくのもよいが、寝相が悪いと朝にはビワの葉は行方不明になっている。いずれまた経過報告を近況+に掲載するが、いつになるかは不明。実をいうとビワの生葉療法をやめると、眼精疲労が復活するような強迫観念があるせいだ。疾患のある片目に眼帯をかけて読書してもたちどころにどろどろと濃厚なメヤニが視界を真っ白けにする。その恐ろしさはなんともいいようがないほどだ。現在は外出時に、それが数時間の長きに及んでも涙目やメヤニが復活することはない。無事快癒を祈ってやってください。
書き忘れそうになったが、ビワの葉は寒冷な地方では入手が難しいそうである。寒冷地在住の読者の方々のために、どうやって入手するか、なにかいい知恵はないですか?



  

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