2004/02/06
恐怖の細道
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書きすぎで十キロ肥満した体重を落とすために、毎日散策に出る。大抵一時間ほどだが、気が向くと大船駅から藤沢駅まで歩いたりする。十キロ以上あるようだ。知らない道、知らない町を歩くのは興味深い。恐ろしい道もある。歩道がほとんどなかったり、完全になかったりする道路である。ご覧の画像は、湘南モノレールの下の道路なのだが、車に載った連中は、高速道路と誤解するのか、時速四十キロ制限を無視して八十キロで疾走することも平気である。この歩道、実測で四十八センチしかない。目安として携帯電話を開いて置いて見た。開いた状態で十八センチほどある。私がしゃがみこんでいるすぐ横を八十キロの猛スピードで車が掠めて過ぎる。 この四十八センチという歩道の幅は、信じられない発想から生まれたものだ。この歩道を足の弱った老人や幼児が歩くのである。母親と並んで歩くことももちろんできない。足弱の老人はバランス感覚が失われており、すぐによろめく。想像力というものを持ち合わせないこの国の行政者、正常な人間と呼べるのだろうか。
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