ついに映像を大公開!!
ウルフガイ最新作『月光魔術團』シリーズが執筆終了した今
かつて実在した(!?)リアル犬神明氏の言葉は
何を君に語りかけるだろうか!?――

 小説の主人公である犬神明が現実に登場してしまったあの不思議な事件から約15年。以来、秘匿され続けてきた“リアル犬神明”氏のビデオ映像をここに公開する。
 事件をご存じない方に概略を説明しておくと、発端は一九八六年六月、『SFアドベンチャー8月号』(徳間書店)誌上に掲載された「平井和正VS犬神明 特別対談 スーパーヒーロー“ウルフガイ”があらわれる!」と題された記事だった。そこでは元SFマガジン編集長であり超常現象研究家の南山宏氏をオブザーバーとした三者の対談が掲載され、リアル犬神明氏登場の経緯から彼の持つ特殊能力、使命など、数々の容易ならざる内容が語られていた。
 犬神明を自称するこの青年は、ある日ふと手にとったウルフガイシリーズの小説を読んでみると、そこには自分の体験と酷似した内容が書き記されており、驚愕してその作者・平井和正にコンタクトをとってきた、というのである。
 リアル犬神明氏の登場が、いかに奇想天外な出来事であるかは、永井豪の眼前に不動明が現れることを想像してみればよい。通常の常識を持つ者ならば、「ありえない」の一言で終わってしまいそうな話である。言うまでもなく、犬神明は満月になると無敵になる不死身の狼男であり、現実には存在しえないはずの人物だからだ。
 しかし意外にも、平井和正はこのリアル犬神明氏を受け入れ、雑誌対談まで行ったのである。この快挙(暴挙?!)は、一部の“良識”あるファンの顰蹙を買い、大いに評判を落とすことにもなったようである。
 後年、平井和正は述懐している。
「リアル氏が本物かどうかはわからない。でも、僕は彼の人柄がとても好きだった」

 今回ご紹介するビデオ映像は、平井和正が初めてリアル犬神明氏と対面したときのものである。立会人は、紹介者でもある南山宏氏。南山氏は、この対面に先立ってリアル犬神明氏と面会し、その話を聞いた平井和正が興味を抱いたことからこの対面が実現した。
 なお、対談内容の詳細については、『月光魔術團1〜12』(電撃文庫)に掲載されている。
 オリジナルの映像は5時間以上にもわたるが、今回公開するのはそのごく一部である。好評であれば、第2弾も検討したい。

リアル犬神明インタビュー[1]
[5分38秒]
このインタビュー映像は、1986年2月2日
平井和正事務所にて収録されたものです。
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